埼玉・川口に店舗を構える人気パティスリー「シャンドワゾー」。ケーキやショコラ、ジェラート、焼菓子、パンまで、幅広いお菓子を取り扱っています。その裏側では、店頭に立つスタッフも、お菓子を作るスタッフも、全員が気持ちよく働ける空気を大切にし、助け合いながらお店を支えています。
今回は、1年目の青山さん、2年目の森さん、スーシェフの茂木さんの3名に集まっていただき、「働くリアル」「人間関係の良さ」「成長の実感」 などについて語ってもらいました。
【パティスリー シャンドワゾー】
埼玉県川口市に本店を構えるパティスリー。ケーキをはじめ、ショコラ、ジェラート、焼菓子、パンなど多彩なラインナップを展開 し、地元のお客様に親しまれている。季節ごとに変わる商品と、日常に寄り添う“気取らない美味しさ”を大切に、幅広い世代が通 う人気店。
左から
森 大地(もり だいち)さん/2024年4月入社 服部栄養専門学校出身 パティシエ
茂木 勇人(もてぎ はやと)さん/2017年4月入社 足利製菓専門学校出身 スーシェフ
青山 愛(あおやま まな)さん/2025年4月入社 中川学園調理技術専門学校出身 パティシエ
Q. お互いの第一印象と、今の印象は?
茂木さん:
2人とも、最初はすごく大人しいな〜という印象でした(笑)。
森くんは2年目になって自己主張もちゃんと出てきて、頼れる場面も増えましたね。「成長したな」と感じることが多いです。
青山さんは、最初は茨城弁が強くて(笑)、でもそこが憎めない可愛さでもありました。今は3号店で店長補佐まで任されていて、“田舎から出てきた大人しい子”がしっかり現場を回せるようになったなと感じます。
森さん:
茂木さんの第一印象は“優しいイケメン”です(笑)。
入社当時はめちゃくちゃ緊張していたんですが、一番最初にたくさん話しかけてくれて、「ここは話しやすい職場かもしれない」と安心しました。
今はスーシェフとして指示も分かりやすくて、自分の練習もよく見てくれている“頼れる先輩”という印象です。
青山さん:
茂木さんはスーシェフと聞いていたので、もっと年上で怖そうな人を想像していましたが、実際は若くて話しやすくて、いい意味でギャップがありました。
森さんは最初から優しそうで、その印象は今も変わっていません。仕事をしている姿を見るととにかく作業が早くて、「すごいな」と素直に尊敬しています。
Q. 入社してみて驚いたこと、ギャップはありましたか?
青山さん:
一言でいうと、「本当にいいお店だな」と思いました。
この業界には、昔ながらの厳しい雰囲気のイメージもあって不安でしたが、シャンドワゾーはみんな優しくて、怒鳴られることなんてありません。
「何がダメだったのか」「どう直せばいいのか」をちゃんと教えてくれるので、注意されても優しさを感じます。学生時代の友達の話を聞くたびに、「自分は職場に恵まれたな」と実感します。
森さん:
入社前は上下関係がガチガチなのかなと思っていましたが、実際はシェフを筆頭に、みんなが話しやすい雰囲気を作ってくれています。
分からないことは素直に聞けるし、プライベートでも一緒に遊びに行くくらい距離が近い。いい意味で友達のような関係で働けていて、自分にはすごく合っていると感じています。
茂木さん:
外からも“人が辞めないお店”と言われることが多いですが、実際は辞めるというより、独立やステップアップで卒業していく人が多いですね。
仕事に集中するときはしっかり集中しつつ、ふとしたときに雑談できたり、輪に入りやすかったりする“仕事だけで終わらない関係”を意識して雰囲気づくりをしています。
Q. チームで助け合いながら働く中で、印象に残っているエピソードは?
森さん:
一番印象的なのは、やっぱりクリスマスからバレンタインの時期です。
ずっと忙しくて少しピリッとするんですが、「いい雰囲気は崩さないように」とみんなで助け合って乗り越えています。
分からないことはお互いに聞き合って、商品も「ここ直したほうがいいかも」と声を掛け合うのが当たり前になっていて、丁寧さとスピードの両方を常に意識しています。
茂木さん:
クリスマスは、ラボのスタッフも本店に集まって、予約されたクリスマスケーキ約4,000台を一気に仕上げます。
ポジションを決めて全員でやり切ったときの達成感は本当に大きいです。
そのあとに行うお疲れ様会では、「みんなで今年も乗り越えたな」という充実感に包まれます。
青山さん:
接客をしていると、お客様に商品を渡すまでに時間がかかってしまうことがあります。
そんなとき、社員さんやパートさんが何も言わなくても袋を用意してくれたり、「保冷剤何個?」と聞いて自分の分まで入れてくれたりするんです。
一つひとつは小さなことですが、「周りがちゃんと見てくれている」と感じられて、こういうサポートし合える職場はすごくいいなと思います。
Q. 村山シェフから学んだこと、今も意識していることは?
茂木さん:
メンタル的にしんどかったときに、「成長するには、少なからずストレスを与えないといけない」と言われたのが印象的でした。
注意されるのも、難しい仕事を任されるのも、直すべきところがあるからで、指導がなければその問題にすら気づけません。
それ以来、ストレスを感じても「成長するステージなんだ」と捉え直すようになりました。
森さん:
シェフと一緒に作業するときは、作業台の作り方や、早くきれいに仕上げるコツなど基礎をとても丁寧に教えてくれます。
「このケーキはこういう考えで作った」「この材料はこう作用している」といった解説をしながら進めてくれるので、お菓子の裏側を深く学べる時間になっています。
怒られて質問もできなかった研修先と比べて、いっぱい聞ける環境は成長につながっていると感じます。
青山さん:
ミスをしたときに、「すみません」で終わらせず、「次に同じ失敗をしないためにはどうするか?」を一緒に考えさせてくれるのがシェフです。
ミーティングでは、「お客様目線でどう見えるか」「自分たちはどう受け止めるべきか」を具体的に教えてくれます。
落ち込むことがあっても、シェフの話を聞くと前向きな学びに変わることが多くて、考え方をアップデートしてもらっている感覚があるんです。
Q. パティシエを目指す学生のみなさんへ、メッセージをお願いします
茂木さん:
この業界は労働時間や給与面で楽というわけではないと思うので、研修や面接のときに、休み・残業・指導体制など、聞きづらいことほどちゃんと確認してほしいです。
そのうえで、自分の向上心やライフスタイルに合ったお店を選べれば、長く続けやすくなります。研修は「ここで頑張れるかどうか」を見極める場でもあるので、ぜひ自分の目で確かめてみてください。
森さん:
僕が大事だと思うのは、「ちゃんと教えてもらえる環境かどうか」です。
怒鳴られて質問もできないと成長できませんが、「なんで?」「どうしたらいい?」といっぱい聞けるお店だと、技術も考え方もどんどん身についていきます。
研修では、質問しやすさや、先輩たちが楽しそうに働いているかどうかも、ぜひ見てみてください。
青山さん:
私は「お菓子が好き」という気持ちだけでこの道を選びましたが、専門学校を通してシャンドワゾーに出会えました。
初めてお店に来たとき、混んでいて活気があって、スタッフさんが楽しそうに働いていて、ケーキも本当に美味しくて、「ここで働きたい」と思ったのを覚えています。
就職先を選ぶときは、お店の雰囲気や、そこで働く人たちの表情も、ぜひ大事にしてみてほしいです。
