「ネットワークエンジニア」「インフラエンジニア」「PBXエンジニア」。
IT業界にはさまざまな職種がありますが、「何がどう違うのか」「自分にはどれが向いているのか」まで理解できている人は、実は多くないのではないでしょうか?
今回は、タマテクノシステムで活躍する3職種の社員の皆さんに、ITの仕事を“街づくり”に例えながら、それぞれの役割や仕事内容、仕事の面白さをお話しいただきました。
【タマテクノシステム株式会社】
ネットワーク・通信インフラの設計から構築、運用・保守までを一貫して手がけるIT企業です。ネットワーク、インフラ、PBXの各 エンジニアが連携し、企業や施設の「当たり前に使える通信環境」を裏側から支えています。
左から
小橋 奈津美(こはし なつみ)さん/ITソリューション事業部 ネットワークデザイン部
田村 公紀(たむら こうき)さん/フィールドエンジニアリング部 取締役
小野寺 大地(おのでら だいち)さん/ネットワークエンジニアリング部
ネットワーク/インフラ/PBXの仕事について、“街づくり”に例えながら教えて!
■ ネットワークエンジニア
小橋さん(ネットワークエンジニア):
ネットワークエンジニアは、街で言えば「道路や交差点、信号を設計する人」です。
人や車が混雑せず安全に行き来できるよう道を設計するのと同じように、通信が滞らないようネットワーク全体の設計を担っています。
実際の仕事では、
・ルーターやスイッチの構成を考える
・通信の経路やIPアドレスを設計する
・新規構築や既存ネットワークの更改、運用・保守、トラブル対応
といった業務を担当します。
例えば金融系の企業では、「この部署だけが見られる情報」「止まってはいけない通信」など、使い分けや安全性を意識した設計が求められます。
設定・機器・経路を一つずつ切り分けて原因を探る、目に見えないものを論理で解き明かす仕事でもあります。
■ インフラエンジニア
小野寺さん(インフラエンジニア):
インフラエンジニアは、その「設計された道路を実際に使える形にする人」ですね。
設計されたネットワークをもとに、現場で通信環境を形にしていきます。
具体的には、
・オフィスや工場でのLAN配線
・無線LAN機器(Wi-Fi)の設置や接続確認
・天井裏や床下にケーブルを通す工事
など、手を動かしながら行う仕事が多いです。
例えば、新設の工場で数百台規模の機器を設置したり、医療施設で「抜いてはいけない配線」を間違えないよう、限られた時間内で正確に作業したりしなければならないこともあります。
図面通りにいかないことも多く、「このルートが使えないなら、どう通すか」現場で考え、判断する力も求められる仕事です。
■ PBXエンジニア
田村さん(PBXエンジニア):
PPBXエンジニアは、街で言うと「電話局や通信司令室をつくる人」です。
誰と誰をどうつなぎ、通話をどう振り分けるかを設計し、音声通信が止まらない仕組みを支えています。
仕事の中身としては、
・ビジネスフォンや音声サーバーの設定
・内線・外線・転送ルールの構築
・通話品質やトラブルのチェック
などがあり、止まってはいけない通信を守る責任ある仕事です。
例えば、とある都内の大型市場では市場全体の内線網を整備し、複数の拠点を持つ組織の300拠点を内線でつなぐ仕組みを構築しました。
近年は電話もネットワーク上で動く時代。キャリアのクラウドサービスと連携するなど、音声×ネットワークの最前線を担う職種でもあります。
3つの職種はそれぞれ役割も仕事内容も異なりますが、どれも社会や企業の活動を支えるために欠かせない存在です。タマテクノシステムでは、これらの職種が連携しながら、通信インフラをトータルで支えています。
社員が語る!自分の職種の一番おもしろいポイント!
小橋さん(ネットワークエンジニア):
この仕事のおもしろさは、最終的にすべてが問題なくつながったときの達成感が大きいことですね。
加えて、トラブルの原因を一つずつ解いていくのもおもしろいです。
通信がうまくいかないときに、原因を探っていき、「ここだったんだ」と分かった瞬間は、謎解きのようなスッキリ感があります。
小野寺さん(インフラエンジニア):
僕は、自分の手で形にできるところが一番おもしろいです。
配線をどう通すか悩んで、うまく収まったときや、通信テストで問題なく動いた瞬間は達成感があります。
普段は当たり前に使われている環境を、自分たちがつくっているという実感が持てる仕事です。
田村さん(PBXエンジニア):
PBXの仕事では、一から設定した仕組みがきちんと動き、お客様に無事に提供できたときに一番やりがいを感じますね。
お客様や通信キャリア、他業者など、多くの人と関わりながら進める仕事なので、すべてがつながった瞬間には、チームでやり切った達成感があります。
実はここは共通している!3職種に通じる仕事の共通点とは?
小橋さん(ネットワークエンジニア):
ネットワーク、インフラ、PBXと役割は違いますが、構築のフェーズでは現場に集まり、連携しながら作業を進めることがあります。
設計だけで完結する仕事ではなく、「今、現場で何が起きているか」「どこまで進んでいるか」を共有しながら調整していきます。
だからこそ、報告・連絡・相談をきちんと行うことがとても大切です。
小野寺さん(インフラエンジニア):
現場では、図面通りにいかないことや、想定外のことがよく起こります。
だからこそ、コミュニケーションを取り、「分からないことを、そのままにしないこと」が大事だと思っています。
「ここはどうなっていますか?」「この認識で合っていますか?」と確認することで、認識のズレやミスを防ぐことができます。
田村さん(PBXエンジニア):
3職種に共通して大事なのは、「何も起きない状態をつくり続けること」です。
電話やネットワークは、使えていて当たり前。
だからこそ、「もし止まったらどうなるか」「どこが弱点になりそうか」を先回りして考えています。
当たり前を守るために、丁寧な確認と積み重ねが欠かせません。
それぞれの職種に向いている人って、どんな人?
小橋さん(ネットワークエンジニア):
ネットワークエンジニアに向いているのは、パズルや謎解きのように、コツコツ考えるのが好きな人だと思います。
また、プロジェクトでは多くの人が関わるので、全体を見ながら調整するのが得意な人も向いています。
論理的に設計を突き詰めるタイプでも、周囲と調整しながら進めるタイプでも、それぞれが活躍できるのがこの仕事だと思います。
小野寺さん(インフラエンジニア):
インフラエンジニアは、臨機応変に考えられる人が向いています。
事前の調査通りにいかない現場も多く、「じゃあ次はどうするか」をその場で考える力が求められます。
また、脚立に上ったり、床を開けたり、工具や資材を運んだりすることもあるので、体を動かすことが苦にならない人にも合っています。
細かい作業や配線をきれいにまとめる几帳面さも、活かせる仕事です。
田村さん(PBXエンジニア):
PBXエンジニアは、何かに没頭できる人に向いています。
パソコンやプログラミング、ゲームが好きで、細かい設定やトラブル対応を粘り強く続けられる人ですね。
話すのが好きな人も活躍でき、お客様や他業者との調整役として、コミュニケーション力を活かす場面も多いです。
どちらのタイプでも、活躍できる場所があります。
学生へのメッセージ
小橋さん(ネットワークエンジニア):
エンジニアを目指している人はもちろん、そうでなくても、学生のうちからAIなどの最新技術を勉強や生活に取り入れてみてほしいです。
それと、学生のうちは、たくさん遊んで、たくさん外の世界を見てください。
旅行でも、趣味でも、何でも、いろいろな経験が、きっと将来の仕事にもつながっていくと思います。
小野寺さん(インフラエンジニア):
専門知識がなくても大丈夫。自分も入社してから一つずつ学んできました。
現場では想定外のことも起きるので、「これって何に使うんだろう?」「どうしてこうなっているんだろう?」と、自分で考えるクセをつけておくと、必ず役に立ちます。
その積み重ねが、成長につながっていくと思います。
田村さん(PBXエンジニア):
タマテクノシステムは、大手企業の案件も多く、最新の機器や技術に触れられる環境です。
これからはPBXだけでなく、クラウドなど上流の技術もさらに伸ばしていきたいと考えています。
技術と同じくらい、人との会話や関係づくりも大切にしてほしいですね。
この会社では、ネットワークもインフラもPBXも、通信にまつわることを幅広く手がけています。「なんとなく面白そう」でも大丈夫。少しでも興味があれば、まずはお問い合わせください。
