橋本建設には、社歴に関わらず現場の声がまっすぐ届く風土があります。入社2年目の社員が提案した新しい測量機器の導入は、その文化を象徴する出来事でした。ベテランの先輩も上司も社長も、フラットな視点で社員の声を大切にし、実現可能かどうかを見極めていきます。
今回は、若手社員の提案から始まった現場改善の取り組みにフォーカスします!
今回は、若手社員の提案から始まった現場改善の取り組みにフォーカスします!
現場の課題:時間と手間がかかる測量作業
土木工事の現場に欠かせない作業の1つに「測量」があります。建物や道路の位置を正確に出すために、測量機器を据え付け、角度や距離を何度も確認しながら作業を進めます。ほんのわずかな誤差が後の工程に大きく影響するため、慎重に測らなくてはいけない大切な工程になります。
橋本建設では、測量に使う機械として、以前は従来型の測量機器を使用していました。2人1組になり、計測するための基準点を立てて機械を据え杭打ちをしていくため、カーブではいくつも機械を据えて測量していく必要があります。そのため、作業に時間と人手がかかっていました。特に新入社員にとっては、作業手順も難解で慣れるのに時間がかかるものでした。
そんな作業に課題を感じていた入社2年目の清藤晃さんから声が挙がったのです。
「こんな機械ありますよ」。
「こんな機械ありますよ」。
新しい測量機器って?
清藤さんが見つけたのは、一人で測量作業が行える新しいタイプの測量機器でした。自動で水平を保つ機能や、作業者を追尾する機能があり、設置場所を選ばずに使える点が特長です。操作も簡単で、タブレットとの連動も可能なため、若手社員でも使いやすい機械です。
「ネットで見て、“これなら現場が変わるかもしれない”と思いました」
ただし、導入費は1台あたり約200万円。躊躇する金額ですが、清藤さんは思い切って提案。すると、その熱意は会社を動かしたのです。
こうして、若手社員の声が測量現場を変えたのです。
提案を受けた新井卓也社長は、すぐに導入の検討を始めました。
「うちは現場の声を大事にしています。若手の提案だから却下…というのではなく、社歴に関わらず良い提案には、できる限り応えたいと思っています」
そして、「まずは試してみよう」という決断を下し、レンタルからスタート。するとベテラン社員も機械の使いやすさに太鼓判を押し、本格導入となりました。
「提案を聞いていただき、導入に至ったことは嬉しかったですね。心のなかでガッツポーズしていました!」(清藤さん)
導入後の変化
手順①据え置きの機械から信号を飛ばします。
手順②距離を測りたい場所に移動して、手元の器具をセットします。
手順③タブレットにデータがすぐに表示されます。
導入後、測量作業の効率は大きく向上しました。
「前は2人で3時間かかっていた作業が、今では1人で30分で終わる。ものすごく短縮されましたね」
とベテラン社員の福田智史さんは話します。
時間的な余裕ができたことで、現場全体の動きがスムーズになりました。
橋本建設では若手の声が届く
橋本建設には、社員の声を積極的に受け止める風土があります。
新井社長は社員の成長を支えるために「提案できる職場」を意識的につくっているといいます。
「月1回は会議を設け、現場の意見を聞いて反映できるよう努めています。もちろん、思いついた段階で雑談ベースで提案してくれるのも大歓迎ですよ」
現場で働く社員が自分の考えを形にできる。それが、橋本建設が大切にしている「現場発の改善文化」です。
清藤さんは
「当社は相談も提案もとてもしやすいんです。業界に対して怖いイメージがありましたが、とても優しくしてくれる。提案しても、本当に導入されて現場が変わったのが嬉しかったです」
今回のエピソードは、若手の一言が会社を動かし、現場を変えた実例です。橋本建設には、年次を問わず意見を言える自由な風土と、それを受け止めて行動に移す柔軟さがあります。若手でも会社を変えることができる。それが橋本建設です。
