「異業種/IT未経験」から「IT業界」へ ~私を動かした1995年に発売されたOS
1995年に発売され、世間を揺るがせたOS。これが、私のエンジニア人生を切り拓くきっかけとなりました。
当時、私は花屋で働きながら、いつか自分の店を持ちたいと仕事を通じて経営の勉強もしていました。そんな中で飛び込んできた新たなOS発売のニュースは、世間を揺るがすほどの出来事でした。そして、それは私の中に眠っていた夢を呼び覚ます瞬間でもあったのです。
幼少期に地元の米軍ハウスで子供達と一緒に遊んだり、習い事をしたりしていた経験から、英語に抵抗がなかった私は、洋楽や洋画に親しみながら成長しました。中学生の頃、ある映画のワンシーンで見たプログラマに憧れを抱いた記憶が、そのOS発売のニュースをきっかけに鮮やかによみがえりました。「プログラマになりたい!」そんな思いが心に溢れたのです。
その後、新聞折り込みで見つけたITベンチャーの求人に応募し、未経験ながらも採用されました。こうして、パソコンに一度も触ったことのなかった私のエンジニアとしての挑戦が始まったのです。
会社設立の軌跡 ~株式会社ドライビングフォース誕生まで
最初に就職したベンチャー企業は、宇宙開発関連の事業を手掛けており、宇宙好きの私にとって、とてもやりがいのある仕事でした。設立1年目の会社で、先輩もおらず、社員全員で何でも手探りで取り組む環境でした。私もプログラマ見習いから始まり、営業や人材採用、団体活動など、幅広い業務を経験。その中で人事の仕事に触れたことがきっかけで、キャリアコンサルティングの資格を取得しました。
その後は社長の指導を受けながら経営の実務に携わり、さらに経験を積む中で「自分自身でITエンジニアが活躍する企業を経営したい」という想いが膨らんでいきました。数年後、その会社を退職し、起業の準備を進めていたところ、知人から突然「事業継続に困っている、会社を引き受け立て直して欲しい」と打診を受け、代表取締役に就任しました。システム開発部を立ち上げ、会社を経営しながらIT団体の理事を務め、未経験者をITエンジニアに育て就職へ繋げるプロジェクトや、自社で職業訓練プログラムを運営しました。そして、その経験を通じ、“人や組織の原動力の発見と探究に貢献する”ことこそ、自分が追求したい道だと確信しました。想いを形にするために「株式会社ドライビングフォース」を立ち上げたのです。
「自己決定力」と「幸せな職場」 ~メンバーへの想い
起業当初、私が持っていたキャリアコンサルタントの資格を活かし、コンサルティング事業を主軸にしていました。その後、ご縁があり改めてITエンジニアが活躍する場をつくり、ITソリューション部を増設しました。これが現在のドライビングフォースの基盤となりました。今、社員数も増えてきました。みんなで、それぞれの担当業務、持ち場で頑張っています。
キャリアコンサルティングとは、クライアントのキャリアデザインに伴走し、実現をお手伝いする仕事です。その視点を大切にしながら、当社ではメンバーのみなさんに「技術力だけでなく、人としての豊かさと自立した力」を育んで欲しいと思っています。中でも特に力を入れているのが「自己決定力の育成」です。悩みの中で視野が狭くなることを防ぐため、外部から多角的な情報を提供し、自分自身で思考して、選び取る力を養えるよう接しています。自己決定できる人は、他責ではなく自責の姿勢を持ち、自分で選んだ道を歩むことで人生をポジティブに、そして豊かにしていくことができます。
さらに、女性エンジニアを応援する「女性活躍推進」も重視しています。また、月に一度の定例会では、ミニセミナーやテーブルトーク、ゲームを通じて交流し、技術力だけではなく、人間力や自己決定力を育む場を提供しています。
ドライビングフォースのみんなは、個性豊かでありながら、互いの成長を心から願い合う豊かな人間性を持っています。メンバーはもちろん、当社に関わるすべての人が幸せを感じられるような会社であり続けること。それが、今の私にとって一番の喜びです。
