株式会社関西樹脂メンテナンスの事業内容を一言で表すと土木業だ。
しかし同社が手掛けるのは、皆さんがまず思い浮ぶであろう、大型のクレーン車などの重機を用いた工事を行うのではなく、コテやローラーで“エポキシ系樹脂素材を塗る”といった作業をメインとした職人技的な作業。
地道な作業だが、高速道路の橋桁やトンネル内部のコンクリートの崩落や剥落を防止する…といったことを目的とするこの工事が、多くの人の『命をつなぐこと』に繋がっていく。
22歳の時にこの仕事に出会い大きな魅力を感じ“造る”世界から“補修・補強する”世界に転身した阿部勝重社長。
26歳で独立し、31歳で同社を設立。44歳となったこれまでと、将来に向けた想いなどを話してもらった。
【“職人”を目指した理由は?】
父親が左官職人だったこともあり、自分にとって職人は身近な世界でした。どうせ社会に出るんだから早く稼げるようになった方がいい、と中学卒業後迷うことなく、左官職人を目指してスタート。様々な建物の建築現場で、技術を磨く日々でした。
【今の仕事との出会いは?】
22歳の時に同業の友人から、樹脂素材をコテで塗る仕事があるんだけどやってみないか?
という誘いがあったのがきっかけです。コテで塗る…というのは左官の技術でできる作業だけど、樹脂を塗るって?と最初はピンと来ませんでしたけど、一度やってみようかなと。
実際に現場に行ってみて作業としては、割とすぐにできるようにはなりましたが「土木」という分野の奥深さに、新たな建物の建築の一部を任される作業以上の魅力と使命を感じ、もっと深く土木の世界を知りたい…とハマっていきました。
【道路や橋の補修・補強作業が持つ使命とは?】
万が一の時…例えば災害が起こった時って、一秒でも早く救援に向かったり物資を届けたりする必要がありますよね。でも避難したい人や家族や友達を助けに行きたい人などで、道路は大混雑となり、いち早く到着すべき自衛隊や物資輸送に影響が出てしまう。
有事の際は個人が動くのではなく、国や自治体が主導となる救援活動。
そんな時に重要なのが高速道路で、一般車両を止めてまずは救援活動部隊が現地にスム
ーズに入ることが、最優先です。でも、もしその時に高速道路が倒壊したりトンネル内部で崩
落が起こって道路が寸断されることは避けなければいけない。
そんなことにならないよう、補修・補強を行うのが、私たちの仕事だと考えています。
【26歳で独立された理由を教えてください】
正確に言うと、一度その一年以上前に独立したんです。元々、25歳くらいで独立したいと思ってたんで。工事のことは一通り理解したし、当時の親方からも技術は認めてもらえていた。
工事自体も需要があるし、やっていけるだろう…と。
でも「仕事を取ってくる」「経営をする」というノウハウはまだまだ身に付いていなくて、もう少し勉強しようと、同じ補修工事をやっている先輩の会社にお世話になることにしました。
その時に現場を任せてもらっていたお取引先から「直接、阿部さんに工事を頼めないか?」と声をかけてもらえて。
そこが大手さんだったこともあり請けることにして、再度独立を決めました。
【そこから法人化されるまでの経緯は?】
土木工事って、発注の大元は国や自治体だったりしますが、各工事を請けるのは二次請け・三次請け…一人親方になると、四次・五次となってきます。そうなると利益も薄くなってくるので、きちんと法人化してより上流で請け負うことで、利益も大きくなる業界。
でも、いきなり法人化には個人で屋号登録をして、5年の実績が必要なんです。
でもその間もお声がけいただいた企業さんや、そこからのご紹介でどんどん仕事は増えてきて、同業の後輩にも手伝ってもらいながら実績を積み、31歳か32歳の頃にようやく法人化。
まぁ、その時も会社の立ち上げなんかやったこと無かったので、ネットで調べたり役所に行って教えてもらったり…と、多少の苦労はありましたけど、無事設立できました。
【設立後は、順風満帆ですか?】
おかげさまで、仕事としては途切れることなく順調です。
補修工事に使用するエポキシ系樹脂というのが、温度によって硬化し辛くなるため寒冷地の現場は真冬はストップするんですが、その間の短期の案件もいただけていて、東京のシンボルとなる自立式電波塔や水族館、有名レジャー施設などにも携わらせてもらっています。
ただやはり大きな問題が一つ…この技術を学んでくれる、人材不足ですね。
【若手採用のために、取り組まれていることは?】
国や自治体、大手の仕事を請けるには、労務管理面も重要視されるので、休みもしっかり週2日、労働時間も1日8時間と無理なく働ける環境ではあるので、そこは安心してもらえれば。
あと、どうしても遠方の大規模現場となることが多いため、長期出張になるんですよね。
昔は現場に携わる人たちで寮住まいも多かったんですが、やっぱりプライベートは確保したい人が大半だと思うので、家具やネット完備のワンルームのマンションを会社で借りて光熱費も負担するようにしています。
あとは家族や地元の友達と会うための帰省費用も、特に回数制限を作らずに会社で負担するとか…あ、毎週末となるとちょっと相談したいですけど(笑)。
給与も業界水準より高めに設定してる上に生活費もあまりかからないので、十分貯金もしてもらえるんじゃないですかね?
まぁ、法人といっても小さい会社なので、希望を言ってもらったら一緒に考えたいと思います。
【今後の目標をお聞かせください】
やっぱり一番は若手の育成ですね。同時に、長年この仕事をしていてもまだまだ学ぶことがあると感じるほど、土木の世界は奥深いので私自身もまだまだ勉強していきたいと思っています。
補修・補強の作業は塗るだけの作業じゃなく、工程もいろいろありますし、補修に使用する素材も複数あり気温や湿度などで使用条件も変わったりするので、そういったことも少しずつ覚えてもらいたいなと。
ある程度、理解してもらったら現場リーダーとして、私が先頭に立ってる以外の現場を任せたいとも思ってます。
この仕事は常に需要がありますし、不況・不景気に左右されない事業。独立したい!という
人も、私の経験を踏まえてサポートします。
「人の命をつなぐ道づくり」がこの仕事の使命ですから。一人でも多くの仲間を集めたいですね。
しかし同社が手掛けるのは、皆さんがまず思い浮ぶであろう、大型のクレーン車などの重機を用いた工事を行うのではなく、コテやローラーで“エポキシ系樹脂素材を塗る”といった作業をメインとした職人技的な作業。
地道な作業だが、高速道路の橋桁やトンネル内部のコンクリートの崩落や剥落を防止する…といったことを目的とするこの工事が、多くの人の『命をつなぐこと』に繋がっていく。
22歳の時にこの仕事に出会い大きな魅力を感じ“造る”世界から“補修・補強する”世界に転身した阿部勝重社長。
26歳で独立し、31歳で同社を設立。44歳となったこれまでと、将来に向けた想いなどを話してもらった。
【“職人”を目指した理由は?】
父親が左官職人だったこともあり、自分にとって職人は身近な世界でした。どうせ社会に出るんだから早く稼げるようになった方がいい、と中学卒業後迷うことなく、左官職人を目指してスタート。様々な建物の建築現場で、技術を磨く日々でした。
【今の仕事との出会いは?】
22歳の時に同業の友人から、樹脂素材をコテで塗る仕事があるんだけどやってみないか?
という誘いがあったのがきっかけです。コテで塗る…というのは左官の技術でできる作業だけど、樹脂を塗るって?と最初はピンと来ませんでしたけど、一度やってみようかなと。
実際に現場に行ってみて作業としては、割とすぐにできるようにはなりましたが「土木」という分野の奥深さに、新たな建物の建築の一部を任される作業以上の魅力と使命を感じ、もっと深く土木の世界を知りたい…とハマっていきました。
【道路や橋の補修・補強作業が持つ使命とは?】
万が一の時…例えば災害が起こった時って、一秒でも早く救援に向かったり物資を届けたりする必要がありますよね。でも避難したい人や家族や友達を助けに行きたい人などで、道路は大混雑となり、いち早く到着すべき自衛隊や物資輸送に影響が出てしまう。
有事の際は個人が動くのではなく、国や自治体が主導となる救援活動。
そんな時に重要なのが高速道路で、一般車両を止めてまずは救援活動部隊が現地にスム
ーズに入ることが、最優先です。でも、もしその時に高速道路が倒壊したりトンネル内部で崩
落が起こって道路が寸断されることは避けなければいけない。
そんなことにならないよう、補修・補強を行うのが、私たちの仕事だと考えています。
【26歳で独立された理由を教えてください】
正確に言うと、一度その一年以上前に独立したんです。元々、25歳くらいで独立したいと思ってたんで。工事のことは一通り理解したし、当時の親方からも技術は認めてもらえていた。
工事自体も需要があるし、やっていけるだろう…と。
でも「仕事を取ってくる」「経営をする」というノウハウはまだまだ身に付いていなくて、もう少し勉強しようと、同じ補修工事をやっている先輩の会社にお世話になることにしました。
その時に現場を任せてもらっていたお取引先から「直接、阿部さんに工事を頼めないか?」と声をかけてもらえて。
そこが大手さんだったこともあり請けることにして、再度独立を決めました。
【そこから法人化されるまでの経緯は?】
土木工事って、発注の大元は国や自治体だったりしますが、各工事を請けるのは二次請け・三次請け…一人親方になると、四次・五次となってきます。そうなると利益も薄くなってくるので、きちんと法人化してより上流で請け負うことで、利益も大きくなる業界。
でも、いきなり法人化には個人で屋号登録をして、5年の実績が必要なんです。
でもその間もお声がけいただいた企業さんや、そこからのご紹介でどんどん仕事は増えてきて、同業の後輩にも手伝ってもらいながら実績を積み、31歳か32歳の頃にようやく法人化。
まぁ、その時も会社の立ち上げなんかやったこと無かったので、ネットで調べたり役所に行って教えてもらったり…と、多少の苦労はありましたけど、無事設立できました。
【設立後は、順風満帆ですか?】
おかげさまで、仕事としては途切れることなく順調です。
補修工事に使用するエポキシ系樹脂というのが、温度によって硬化し辛くなるため寒冷地の現場は真冬はストップするんですが、その間の短期の案件もいただけていて、東京のシンボルとなる自立式電波塔や水族館、有名レジャー施設などにも携わらせてもらっています。
ただやはり大きな問題が一つ…この技術を学んでくれる、人材不足ですね。
【若手採用のために、取り組まれていることは?】
国や自治体、大手の仕事を請けるには、労務管理面も重要視されるので、休みもしっかり週2日、労働時間も1日8時間と無理なく働ける環境ではあるので、そこは安心してもらえれば。
あと、どうしても遠方の大規模現場となることが多いため、長期出張になるんですよね。
昔は現場に携わる人たちで寮住まいも多かったんですが、やっぱりプライベートは確保したい人が大半だと思うので、家具やネット完備のワンルームのマンションを会社で借りて光熱費も負担するようにしています。
あとは家族や地元の友達と会うための帰省費用も、特に回数制限を作らずに会社で負担するとか…あ、毎週末となるとちょっと相談したいですけど(笑)。
給与も業界水準より高めに設定してる上に生活費もあまりかからないので、十分貯金もしてもらえるんじゃないですかね?
まぁ、法人といっても小さい会社なので、希望を言ってもらったら一緒に考えたいと思います。
【今後の目標をお聞かせください】
やっぱり一番は若手の育成ですね。同時に、長年この仕事をしていてもまだまだ学ぶことがあると感じるほど、土木の世界は奥深いので私自身もまだまだ勉強していきたいと思っています。
補修・補強の作業は塗るだけの作業じゃなく、工程もいろいろありますし、補修に使用する素材も複数あり気温や湿度などで使用条件も変わったりするので、そういったことも少しずつ覚えてもらいたいなと。
ある程度、理解してもらったら現場リーダーとして、私が先頭に立ってる以外の現場を任せたいとも思ってます。
この仕事は常に需要がありますし、不況・不景気に左右されない事業。独立したい!という
人も、私の経験を踏まえてサポートします。
「人の命をつなぐ道づくり」がこの仕事の使命ですから。一人でも多くの仲間を集めたいですね。
