「高山荘華野」(たかやまそうはなの)は、有馬の山あいに佇む小さな宿です。館内の至るところに、古今東西の美術品や、「投げ入れ」の野花を設えており、“個”の時間を求めるお客様からは ”ゆっくりと過ごせる大人の宿” として評価をいただいています。
「美術館のような宿」高山荘華野について
宿は今年(2025年)で創業70年を迎えます。2003年に新館を増設した際、地名の“高山”と、千利休の『花は野にあるように』の精神を宿名に込め、高山荘華野という名称になりました。
かつてはよくある団体向けの温泉旅館でしたが、あるとき二代目館主が、一人の花の師に出会ったことを機に、「美しさ」や「本物」を重視した空間づくりを目指すようになりました。中でも象徴的なのは、構想から完成までに22年の歳月を費やした数寄屋造りのスイートルーム「双葉葵」。日本を代表する数寄屋建築の工房「中村外治工務店」に設計・施工をしていただき、その世界観に合うものをと、襖や障子、家具、アメニティにもこだわりを通しました。
有馬温泉の中でも、当館のようなコンセプトを持つ宿は他になく、明確な“唯一性”があることは私たちの強みだと考えています。
小さな宿だからこそ、行き届くおもてなし
客室数15室という規模感のため、一人ひとりのお客様に丁寧に向き合えるのも、当館ならではの強みです。勤続年数の長いスタッフが多く、チームワークも抜群。お客様に自然に寄り添う、適度な距離感のサービスが、「落ち着いた大人の宿」としての雰囲気を支えています。経験豊富な料理長が丁寧に仕上げた一品を、館主選りすぐりの器に盛りつけた料理もまた、高山荘華野ならではのおもてなしです。
これからの宿の“あり方”と展望
快適性や過ごしやすさの追求に加え、特別な時間と空間を演出するスモールラグジュアリーの宿として、規模は小さくても“ここでしかできない体験”の提供に努めていきたいと思っています。新たな取り組みとして準備を進めているのは、有馬に残る芸子文化の体験プログラム。食事の席で、舞妓さんによるお酌や踊りを楽しんでいただくなど、日常にはない体験ができる内容を企画しています。
今後も柔軟に進化を続けていくためには、新しい仲間の力が必要です。一緒に新しい宿のカタチを築いてくださる方との出会いを、心から楽しみにしています。
