社員の教育は、企業の成長や事業拡大にとって必要不可欠なテーマ。
業界・業種・規模問わず、各社様々な社員教育に力を入れています。
その中で今回ご紹介するのは【40種類以上の研修コンテンツ】を自社で企画・開発~運営しているケース。
特にその内の約1/3が、2025年度からスタートしたそうです。
「なぜこれだけの研修コンテンツが生まれたのか?」
「実際に研修を実施した効果は?」
などに関して深く探ってみます。
【お話を伺ったのは・・・】
株式会社ワンダーテーブル
国内外で豊かな食卓を提供し、人と人との絆をつなぐことに貢献することを目指して「オリジナルブランドと世界から誘致したライセンスブランドを展開するレストラン事業」「海外で当社のオリジナルブランドを展開する海外事業」をそれぞれ展開。
多種多様なブランド展開を通じて、質の高いダイニングカルチャーを国内外に発信している。
多種多様なブランド展開を通じて、質の高いダイニングカルチャーを国内外に発信している。
【インタビューにご協力いただいた方のプロフィール】
人材開発部人材育成グループ
田中亜裕子さん
2018年入社。入社後は6年程度、店舗勤務で経験を積む。
その後人材開発部に異動して、2025年から人材育成グループの一員として、同社初の教育研修専門として各種研修プログラムの企画開発~運営全般を広く担っている。
「育成+成長+定着」をテーマに2025年、続々と新プログラムを企画
2025年から同社の教育研修担当となった田中さん。
これまで複数名のメンバーが兼務していましたがコロナ禍からの急回復以降、社員数が急増している背景(直近1年で100名採用)から、社員教育の強化が急務となったことがその背景にあります。
「経営陣からは『育成+成長+定着』をテーマに、既存の研修プログラムの見直しや新規プログラムの企画開発を担当することになりました。
特にここ1~2年で飲食業界以外の出身者が続々と入社していることもあり、これまで以上に社員が『成長と学びを実感できる研修プログラムの充実』を目指して取り組んでいます」(田中さん)
【Wondertable College 2025 (ワンダーテーブル カレッジ 2025) 】
※2025年度に実施する主な研修プログラム一覧
| 1 | 新卒研修
| 2 | コンプライアンス研修
| 3 | 特定技能2号試験_対策研修「接客全般」
| 4 | プロの現場力~NYキッチンのリアル~
| 5 | 淡路島農業研修
| 6 | 英会話研修2025 基礎コース
| 7 | 英会話研修2025 準中級コース
| 8 | 英会話研修2025 大阪コース
| 9 | 茨城県農業研修
| 10 | 調理研修~デザート編~
| 11 | 遠野ホップ視察研修
| 12 | 特定技能2号試験_対策研修「衛生管理」
| 13 | 茨城県農業研修
| 14 | 特定技能2号試験_対策研修「復習会①」
| 15 | 調理研修~魚編~
| 16 | 岩手県産地研修~食の原点に触れる~
| 17 | 人事制度研修
| 18 | 特定技能2号試験_対策研修「店舗運営」
| 19 | 富士御殿場蒸留所見学*10名
| 20 | 調理研修~ピッツァ・パスタ編~
| 21 | 特定技能2号試験_対策研修「飲食物調理」
| 22 | 岩手産地研修レポート
| 23 | 茨城県産地研修
| 24 | MM研修
| 25 | 特定技能2号試験_対策研修「復習会②」
| 26 | 高知県産地研修
| 27 | ヤッホーブルーイング工場見学
| 28 | 高知県産地研修共有会
| 29 | 接客の基本技術~GSF~
| 30 | 接客の基本技術~ビックスマイル編~
| 31 | ホスピタリティ研修
| 32 | MOD研修
| 33 | ソーシャルスキル研修
| 34 | ワイン研修
| 35 | 労務関連研修
| 36 | チームビルディング研修
| 37 | 調理場研修~原価管理編~
| 38 | マジカルペアリング研修
| 39 | 調理研修~ステーキ編~
| 40 | リーダーシップ研修
※2025年度に実施する主な研修プログラム一覧
| 1 | 新卒研修
| 2 | コンプライアンス研修
| 3 | 特定技能2号試験_対策研修「接客全般」
| 4 | プロの現場力~NYキッチンのリアル~
| 5 | 淡路島農業研修
| 6 | 英会話研修2025 基礎コース
| 7 | 英会話研修2025 準中級コース
| 8 | 英会話研修2025 大阪コース
| 9 | 茨城県農業研修
| 10 | 調理研修~デザート編~
| 11 | 遠野ホップ視察研修
| 12 | 特定技能2号試験_対策研修「衛生管理」
| 13 | 茨城県農業研修
| 14 | 特定技能2号試験_対策研修「復習会①」
| 15 | 調理研修~魚編~
| 16 | 岩手県産地研修~食の原点に触れる~
| 17 | 人事制度研修
| 18 | 特定技能2号試験_対策研修「店舗運営」
| 19 | 富士御殿場蒸留所見学*10名
| 20 | 調理研修~ピッツァ・パスタ編~
| 21 | 特定技能2号試験_対策研修「飲食物調理」
| 22 | 岩手産地研修レポート
| 23 | 茨城県産地研修
| 24 | MM研修
| 25 | 特定技能2号試験_対策研修「復習会②」
| 26 | 高知県産地研修
| 27 | ヤッホーブルーイング工場見学
| 28 | 高知県産地研修共有会
| 29 | 接客の基本技術~GSF~
| 30 | 接客の基本技術~ビックスマイル編~
| 31 | ホスピタリティ研修
| 32 | MOD研修
| 33 | ソーシャルスキル研修
| 34 | ワイン研修
| 35 | 労務関連研修
| 36 | チームビルディング研修
| 37 | 調理場研修~原価管理編~
| 38 | マジカルペアリング研修
| 39 | 調理研修~ステーキ編~
| 40 | リーダーシップ研修
社員からの評判の大きかった「英会話」「調理実習」「クラフトビール工場見学」
実際に実施した様々な研修の中で、特に参加者からの反響が大きかったプログラムを3つ、田中さんに挙げていただきました。
●英会話研修
経験豊富な海外講師を招いて「1回90分×6セット」「1回50分×10セット」を【オールイングリッシュ】で実施。
「特にレストランでの接客シーンなど昨今、インバウンドのお客様が急増していることもあり、ホスピタリティのある対応・コミュニケーション力を高めるための実習形式で今回、実施しました。
今回はトータル50名の社員が参加して、参加者からは『自分の今の英語レベルを実感できてよかった』『研修を通じて外国籍のお客様に対する苦手意識が払しょくできた』といった声が寄せられました」(田中さん)
●調理研修
2025年からは、これまでの「総料理長」から「各店舗の料理長」に講師を変更。「魚」「ピザ」「パスタ」「デザート」などの各テーマで1回90分、実際に調理をしながら調理スキルを磨く形式で実施。
「今回から各店舗の料理長が講師になったことによって、これまでより気軽に質疑応答しやすい雰囲気になりました。そのため参加者からも様々な質問が寄せられて、とても盛り上がりましたね。
参加者も若手調理スタッフのみならず、ホール担当やベテラン調理師まで幅広く、『調理知識・技術の幅を広げたい』という熱量の高さを実感しました」(田中さん)
●ヤッホーブルーイング工場見学
国内クラフトビール市場でトップシェアと抜群の知名度を持つ「ヤッホーブルーイング」。「仕事を遊び心をもって楽しむ」企業文化に触れることで、仕事への向き合い方や心持ちに新たな刺激を得られる研修を実施。
「今年は20名の社員が参加しました。当社ではヤッホーブルーイングのビールを専門に提供している店舗も複数展開していることから、ビールに関する知識を深めることが研修のテーマの一つ。しかしそれ以上に参加者から評判だったのは、先方のスタッフ全員が私たちを心から『おもてなし』する姿勢。さらに『独自のチームビルディング』を行っており、その仕組みやノウハウなども今後の店舗運営に向けて大いに参考になったそうです」(田中さん)
研修に参加した2名の社員の「ホンネ」とは?
実際にこうした研修に参加した方の率直な感想を今回、2名の社員に伺ってみました。
●友野さん(入社5年目/クラフトビール専門店「よなよなビアワークス」の支配人)
私は普段、ヤッホーブルーイングのビールを専門に提供している店舗の支配人として、現場に立ったり、他のスタッフの指導や管理を行っています。
そのため、今回は「ヤッホーブルーイング工場見学」に参加。
実際に農場でホップの収穫体験をすることで「どのようなホップがどのように育てられているのか?」など、ビールづくりのこだわりや専門知識を学ぶことができました。
ここで得られた知識は早速、店舗での接客シーンでお客様にご説明することでとても役立っています。
また「社員を家族として受け入れる企業文化」に触れることができたのは、カルチャーショックでしたし、この文化はぜひ自分の店舗でも導入したいと思いました。
他にも「茨城農業研修」でスティックセニョールの収穫を手伝うことで農業の大変さや食の大切さを実感したり、 「リーダーシップ研修」では組織を率いる上でのリーダーシップについて学び、そこで参加した他店舗の店長クラスと横のつながりができたのは私にとって貴重な財産となっています。
●吉経さん(入社1年目/しゃぶしゃぶ・すき焼き専門店「モーモーパラダイス」ホール)
入社1年目なのですが、その中で「英会話基礎コース」を受講したことが印象に残っています。私の店舗ではインバウンドのお客様がとても多く、英語による接客がかなり重要になってきていることから、この研修をきっかけに英語力を高めたいと思い受講しました。
研修時間中はもちろん、それ以外でも毎回課題が出されるので、日常的に英語を学ぶ習慣ができたことは私にとって大きな進歩だと思っています。
また一般的な英会話だけを学ぶのではなく、いわゆる「スラング」と呼ばれる英会話知識もいろいろ教えてもらえるのは、現場ですぐ実践できるからとても役立っていますね。
例えば「B4=ビフォー(before)」などもよくお店でお客様が話す言葉なので、研修を通じてその意味が分かりました。
今後は「農業研修」「英会話準中級コース」「調理研修」などを受けることで、幅広い知識を身に着けて成長したいと思っています。
今後さらなる研修内容の充実化を図っていく
2025年から大幅に研修プログラムの充実強化が図られましたが、2026年以降はさらに進化させていく方針とのことです。
「今後は社員一人ひとりのキャリアや目標の達成に向け、現場の声を丁寧に汲み取りながら、必要とされる研修プログラムのブラッシュアップおよび新規開発を目指していきます」と今後の目標を語る田中さん。
今後も続々と社員が増えていく中で、一人ひとりにマッチした理想の教育環境が着実に整備されていく様子を目にすることができました。
