「開発」に比べて、いまいちイメージがつかみにくい「運用・保守」の仕事。
「コールセンター業務?」「正直、やりがいってあるの?」と思っている人も多いのではないでしょうか。
そんなイメージに対し、「実際はどうなの?」という疑問を解決すべく、今回は現場の第一線で活躍する先輩たちにお話を伺いました。
会社紹介
株式会社シスコ
大手素材メーカーである東レおよび東レグループ各社のコンピュータシステムを実務で支える会社です。東レのシステム開発・運用をはじめ、IT教育・パソコン総合支援に至る幅広いサービスを提供しています。大阪、東京、滋賀に拠点があります。
お話を伺ったのは・・・
左から
・髙田さん(社歴22年)
ネットワーク保守全般のベテラン。東レグループのネットワーク全般の運用・保守を担当。
・髙田さん(社歴22年)
ネットワーク保守全般のベテラン。東レグループのネットワーク全般の運用・保守を担当。
※ネットワーク運用・保守 ・・・ 社内のネットワーク環境を維持し、セキュリティやクラウドサービスの最適化を担います。
・釜中さん(社歴10年)
基幹システム運用・保守のベテラン。現在は営業システムの運用・保守を担当。
基幹システム運用・保守のベテラン。現在は営業システムの運用・保守を担当。
※基幹システム運用・保守・・・営業や物流、会計などの業務システムを支える業務が中心です。
・藤原さん(社歴23年)
前職では開発、シスコへ入社後は運用・保守を経て開発チームに合流。現・開発部長。オールラウンドのキャリアの持ち主。
・藤原さん(社歴23年)
前職では開発、シスコへ入社後は運用・保守を経て開発チームに合流。現・開発部長。オールラウンドのキャリアの持ち主。
CASE1
イメージ:問い合わせ対応がメインで、プログラミングに触れる機会はなさそう
保全業務はシステムの日次監視業務とトラブル対応のみで、プログラム知識を生かせる場面は少ない?
リアル:システムの改善・最適化も担う!幅広いスキルが身につく
運用保守の業務は、大きく4つに分類されます。
・定常業務: 毎日や週単位など決まったスケジュールで行う業務
・定型業務: マニュアル化されており、定期的または依頼ベースで実施されるもの
・非定常業務: 頻度は低いものの、過去の対応実績や手順がある業務
・非定型業務: 突発的なトラブルや新しい課題に対応する業務
ルーティンやトラブルに対応するだけでなく、こちらからより効率的な方法を提案したり、「開発まではいかないが、システムを改善したい」という顧客の要望に応じて設計や開発を行ったりと、プログラミングに触れる機会も多いです。
Q:先輩に質問!「プログラムを見るよりもサーバーのログを見る方が多い?」
髙田さん(ネットワーク運用・保守担当):〇
最近は監査関係など、顧客の自社要件に対してログを見る作業が多いです。現在はログ確認をより効率化するために、プログラムを活用した自動化の取り組みを進めています。
釜中さん(システム運用・保守担当):×
開発したシステムの運用がスタートしてからは、基本的にトラブルが起こることが少ないため、ログを見ることも少ないです。
藤原さん(開発担当):×
私は開発なので、ログの調査はよほどのトラブルや依頼があった場合に行う程度です。
CASE2
イメージ: 運用・保守って地味な印象、 開発の方がキラキラしてそう!
周りとの関りや頼られる機会も少なく、評価されにくい仕事?
リアル:実は、システムの安定を支える仕事の最前線!
運用・保守はサーバーやプログラム知識に加え、顧客の業務に関することなど幅広い知識が必要です。また、コミュニケーション力や折衝力など人と関わるスキルも不可欠で、求められる知識やスキルの幅は開発以上かもしれません。何かあれば業務の流れが止まってしまうので「トラブルがないことが当たり前」。ハードルが高いわりに派手さはありませんが、その期待に応え続けるやりがいは大きいです。
Q:先輩に質問!「トラブル対応が多く、急な残業が定期的に発生する?」
髙田さん(ネットワーク運用・保守担当):×
基幹システムは企業の業務を支える重要なシステムなので、そもそもトラブルが発生しにくい設計や運用ルールが整備されています。運用は時間をかけずに良いものを提供し続けるのが仕事。残業前提はもってのほか!(笑)
釜中さん(システム運用・保守担当):×
緊急コールに対応する部署以外では、ほとんどないですね。基本的にトラブルがでないように予防保守することが私たちの仕事です。自分のペースで仕事を進めたい人には向いているかもしれません。
藤原さん(開発担当):〇
開発は… ありますね(笑) やはり納期が決まっているので。でも、最近は自社も顧客も働き方改革が進み、一昔前に比べるとだいぶ少なくなっています。
CASE3
イメージ:ルーティン業務が中心で、やりがいや達成感は少ない
定年まで同じ作業の繰り返し?クリエイティブな要素はないっぽい
リアル:システムの安定と業務の効率化を実現し、感謝される仕事
開発が0から ”1” を生み出す仕事だとすると、運用・保守は ”1” を10にも20にもしていく仕事です。顧客とコミュニケーションを取りながら、「よりよく」するための問題提起や提案を重ね、迅速な顧客対応ができたときなどは、「よし!」と、誇らしい気持ちになります。運用の見直しにより処理時間を8時間から2時間に短縮できたケースなど、一緒に顧客の課題解決に取り組み、感謝されたときの喜びは格別です!
CASE4
イメージ:運用・保守は身につくスキルの幅が狭い
特定のシステムや環境に依存した業務が多く、汎用的なスキルは身につかない?
リアル:幅広い知識と経験を活かして、さまざまなキャリアパスが可能!
運用・保守業務ではプログラミングの知識に加え、交渉力や提案力なども養うことができます。システムや顧客企業への理解も深まるため、将来的には開発やコンサルティング、企画職など多様なキャリアパスが可能です。シスコでも運用から開発に移行した社員や、システム戦略を担うポジションにステップアップした社員がいます。
Q:先輩に質問!「運用・保守での経験はSEとしてのスキルアップにもなる?」
全員:〇
「運用・保守から開発というキャリアチェンジは充分可能。その方が利用者目線で考えることができていいと思います。現場が求めているもの、どうすれば使いやすいか、という視点は開発に活きますよ!」
学生さんへのメッセージ
運用・保守と言ってもその仕事は幅広く、ひとつのイメージに収めることのできないやりがいや魅力があります。シスコでは入社後1ヶ月間の新人研修があり、基礎から学べる環境が整っています。部署や拠点間の交流や連携が多く、業務の幅が広いため、きっと自分のやりたいことが見つかるはず。よりリアルな仕事について興味がある方は、ぜひ会社説明会へお越しください!
