苦手は直さなくていい?失敗しても怒られない?神田を中心に、肉・魚・寿司・中華など十数店舗の居酒屋を展開するビー・フェイスには、ちょっと変わった育て方があります。調理師として入社するみなさんに用意しているのは、包丁の腕を磨くだけでは終わらない学び。その中身を、少しだけのぞいてみましょう!
苦手は「人並みのちょっと下」でOK!得意なことは、とことん伸ばす
「大きな声を出すのが苦手」「周りに気を配るのが苦手」。飲食の現場では、そんな苦手を指摘されて、直していくのが普通かもしれません。でも私たちは、もともと苦手なものまで無理に直そうとするより、「人並みのちょっと下」くらいまで届けば十分だと考えています。声を張るのが難しければ、まずは笑顔から。自分にできるやり方で、少しずつ近づいていけばいいんです。
それに、どんな人にも、得意なことは必ずあります。だから、得意なことは否定せず、どんどん伸ばす。「ここができるなら、ここのスペシャリストになろうよ」と声をかけ、いいところはしっかりほめます。包丁さばきが得意な人、アイデアが豊富でメニューづくりが得意な人。ひとつ得意なことを極めれば、周りもちゃんと認めてくれます。
一緒に働くメンバーの組み合わせも、長所と長所がかみ合うように考えています。配置を変えるときは、「こう変えようと思うんだけど、どう思う?」と本人に理由を話したうえで決めるのが、私たちのやり方です。
前向きな失敗は怒らない。そのかわり、守ってほしいことが2つ
売上を上げたい、新しいことを試したい。そんな前向きな気持ちから生まれた失敗を、私たちは怒りません。失敗を恐れずに、思いきり挑戦してほしいからです。ただし、自由には責任もついてくるもの。サボろうとして起きた失敗には、しっかり向き合ってもらいます。これは新人だけでなく、店長も、もっと上のメンバーも同じ。全員が同じルールで働いています。
そして、入社したらまず伝えていることが2つあります。「嘘をつかないこと」と「時間を守ること」。小さな嘘をつく友達を、心から信用できるでしょうか。嘘をつくと、お互いに信用できなくなってしまいます。もし遅れそうなときは、正直にお店に電話して、みんなに「遅れました」と謝ればいい。嘘をつかずに正直でいる人は、みんなから好かれて、可愛がってもらえるものです。
寿司から、お店の経営まで。料理の先にも、学びはいっぱい
肉、魚、中華に加えて、寿司のお店もあるのがビー・フェイス。お店ごとに扱う食材や料理が違うので、調理の幅はぐんと広がります。自分の料理を自分でお客さんに届けるから、接客の感覚も自然と身につくはず。毎日のまかないも、先輩の手際を間近で見たり、自分で作ってみたりできる、ちょっとした練習の場です。
学べるのは料理だけではありません。ひと通り仕事を覚えたら、新しい一皿を考えるメニュー開発に挑戦したり、シフトづくりや食材の発注、売上の管理といったお店の運営に関わったり。お店を動かす仕事も、少しずつ任せていきます。
さらに、お店を開くときに必要な「食品衛生責任者」や「防火管理者」の資格も、取得費用は会社が全額負担。社長とのキャリア面談もあるので、「将来こうなりたい」を一緒に考えながら、着実に進んでいけます。いつか自分のお店を持ちたい人にとっても、ここでの毎日がそのまま力になります。厨房から始まる学びを、どこまで広げるか。それは、あなた次第です。
