初めまして、鶏匠膳 大将の薬丸です。
今回この記事を書いたのは、これから料理の道に進むみなさんに、「世界で勝負する料理人という選択肢」と、その圧倒的な面白さを伝えたいからです。
私たちが今挑んでいるのは、ヨーロッパ・ベルギーでの出店。
寿司やラーメンはすでに世界中で人気ですが、実は「本格的な焼鳥」となると、ヨーロッパにはまだほぼ存在しません。誰もやっていないからこそ、挑戦する価値があります。
日本の伝統的な「焼鳥文化」を、ヨーロッパの中心から世界へ広める——。
2026年5月、私たちはその第一歩として現地の人気レストラン『DIM DINING』とタッグを組み、140名を超えるお客様を迎える挑戦を行いました。
ベルギー北部のアントワープという街で、現地のフレンチレストラン『DIM DINING』のオーナー、Jonas Kellensさんと共同で焼鳥イベントを開催しました。
きっかけは、3月に彼のお店が閉店するタイミングで食事に伺ったことです。そこで「これまでの常連様たちに向けた最後のセレモニーとして、日本の焼鳥を振る舞おう」という話がトントン拍子で決まりました。
当日は仕込みから本番まで、日本とは勝手が違う慣れない環境でした。しかし、普段自分たちが当たり前に向き合っている仕事を海外の現場で再現すること自体が純粋に面白く、刺激的な経験になりました。
結果として140名ほどのお客様に来ていただき、焼鳥と日本酒を思いきり楽しんでもらうことができました。
海外での挑戦というと、「何十年も修行した職人じゃないと無理」「英語がペラペラじゃないと通用しない」と思うかもしれません。
でも、僕自身、飲食の経験は10年未満ですし、語学力もまだまだ勉強中です。
それでも「ベルギーで本格的な焼鳥を広める」という目標に向かって、現地で140人に焼鳥を振る舞うところまで形にできました。
完璧な準備ができるのを待っていたら、チャンスは過ぎてしまいます。
大切なのは、最初から完璧であることではなく、「やる」と決めて、ゴールから逆算して自分たちで方法を考え、結果に結びつけることです。
この考え方と熱意さえあれば、経験や語学力はあとからついてきます。
これから料理人を目指すみなさんには、自分の可能性を日本だけに閉じ込めず、世界という大きな舞台を視野に入れてみてほしいと思っています。
僕たちと一緒に、ヨーロッパで本物の焼鳥文化を創るという大きな目標にチャレンジしてみませんか?
