「帆季コーヒー」では、ケーキやフードを含むすべての商品を、自社で一から考えて形にしています。日々お店に立ち、お客様と向き合う中で生まれる気づきや声を大切にしながら、現場主導で進めています。
1、 企画 ― 「つくりたい」より「届けたい」を大切に
ケーキは年4回(春夏秋冬)、ランチメニューは毎月一度、全店で総入れ替えを行っています。まずはアイデアを持ち寄ってのミーティングからスタート。つくりたいものありきではなく、「日々のキッチンで無理なく再現できるか」「お店の雰囲気にきちんと合っているか」という視点で話し合いを重ねています。
また、当店のメニューはすべて店舗で手作り。ご来店になるお客様の多くが、日頃ご家庭で料理をされている方々なので、既製品をベースにした出来合いの料理では選ばれません。「家ではなかなか作れない味」「外で食べるからこそ意味のある一皿」を届けたい、という思いも、メニューを考案する際の出発点になっています。
2、 試作 ― 改良を重ねて完成度を高める
アイデアが固まったら、実際に試作を行います。確認するのは、味や口当たりだけではありません。写真にしたときの印象や、盛り付けた際の見え方まで含めてチェックします。一度の試作で完成することは、ほとんどありません。スタッフから出た感想や意見をもとに、何度も手を入れながら仕上げていきます。ハーブやスパイスを使った応用など、調理専門学校で学んだ若手メンバーが力を発揮する場面も多くあります。
さらに、味の方向性だけでなく、仕込みにかかる手間や調理工程、忙しい時間帯でも安定して提供できるかどうかの検証も大事なポイント。おいしさと現場の動かしやすさ、その両方を満たすことが、商品化の条件です。
3、 レシピづくりと原価計算 ― 現場で使える形に落とし込む
方向性が定まったら、次に行うのが店舗で共有するレシピの作成と原価の確認です。誰が作っても同じクオリティになるよう、分量はグラム単位、手順も細かく設定。工程に写真を添えてわかりやすく整理し、キッチンの作業導線に掲示します。調理中もすぐに確認できる環境を整えることで、経験の差に関係なく、安定した品質が保てるようにしています。
また、原価計算では、使用する食材の価格や仕入れ状況を踏まえながら、提供価格とのバランスを検討。おいしさを守ることはもちろん大切ですが、日々の営業の中で無理なく続けられる設定にすることも、商品開発に欠かせない視点です。
私たちの商品づくりは、スタッフ一人ひとりの「成長したい」「お客様に喜んでいただきたい」という思いに支えられています。年齢や経験に関係なく、挑戦したい気持ちのある人なら、商品開発にもどんどん参加できますよ。お客様の笑顔にダイレクトにつながることのできる環境で、学んできた知識や技術を活かしてみたい方。お会いできることを楽しみにしています!
