各地で行われている社会に欠かせないインフラ整備。その中でも難易度が高く、ダイナミックな工程を伴うのが橋梁工事です。
本連載では、2025年2月から始まった全長336メートル・高さ50メートルの巨大橋梁プロジェクトに全7回で密着。現場の管理を担当しているさいとうPC建設株式会社に密着し、着工から完成までの2年を追いかけながら、工事の流れや現場で働く人々の声をお届けします!
プロジェクトの全貌
今回の工事は、国道2号線バイパス下りの渋滞解消を目的とした大規模プロジェクトです。完成は2027年2月を予定。車線を1本増やすことで、渋滞が解消され地域住民の生活や物流の効率化に大きく寄与します。
車が通っている車線の隣に緑の足場が組まれています。これが現在施工中のプロジェクトです。
現在の進捗は約20%。これまでに「脚頭部(橋脚の最上部)」が完成し、いまは「柱頭部(その上にある構造物)」の施工が進んでいます。
現在の進捗は約20%。これまでに「脚頭部(橋脚の最上部)」が完成し、いまは「柱頭部(その上にある構造物)」の施工が進んでいます。
工事の始まり
・入札
橋梁工事は入札に始まり、施工計画や人員配置、安全書類の作成など、目に見えない準備を経て動き出します。
さいとうPC建設は2024年春から入札前の見積もり作業を進めてきました。入札の結果、元請けである株式会社錢高組が工事を受注し、その下請けとして、さいとうPC建設が上部工の施工管理を担うことになったのです。
2024年7月から地元業者による下部工が先だって実施。基礎や橋脚の施工が作られていきました。その間、さいとうPC建設会社は、人員の手配、資材の手配を行い、施工計画を詰めていきました。
・施工開始
2025年2月、現場に事務所が建ち、資材と人が集まり、工事が本格化しました。
まず造るのは橋の“土台”となる脚頭部。出来上がった橋脚と、上部構造を一体化されるための重要な構造部です。
橋梁工事は入札に始まり、施工計画や人員配置、安全書類の作成など、目に見えない準備を経て動き出します。
さいとうPC建設は2024年春から入札前の見積もり作業を進めてきました。入札の結果、元請けである株式会社錢高組が工事を受注し、その下請けとして、さいとうPC建設が上部工の施工管理を担うことになったのです。
2024年7月から地元業者による下部工が先だって実施。基礎や橋脚の施工が作られていきました。その間、さいとうPC建設会社は、人員の手配、資材の手配を行い、施工計画を詰めていきました。
・施工開始
2025年2月、現場に事務所が建ち、資材と人が集まり、工事が本格化しました。
まず造るのは橋の“土台”となる脚頭部。出来上がった橋脚と、上部構造を一体化されるための重要な構造部です。
こちらは下から見上げたところ。上部構造を支えている部分が脚頭部となります。
そのために、2週間程度で足場を組み、エレベーターを作って機械を上部へ運べるようにします。
準備が整ったら鋼材を運びコンクリートを打設し脚頭部を作っていきます。
ここが完成した後は、次の段階である柱頭部へと工事が進みました。
柱頭部は、文字通り橋脚の頭の部分である最上部を指します。
現在は、この柱頭部の上に巨大な施工機械を載せるための基盤づくりを行っているところです。生コンクリートをポンプで上部まで引き上げ、ジャンカ(コンクリートの空洞)が発生しないよう慎重に打設を繰り返すという作業を行っています。
赤い管がコンクリートを引く管です。
柱頭部にはPCケーブルを入れる管が通っています。
現場の作業員もチームワークを活かしながら、安全第一で取り組んでいます。
そのために、2週間程度で足場を組み、エレベーターを作って機械を上部へ運べるようにします。
準備が整ったら鋼材を運びコンクリートを打設し脚頭部を作っていきます。
ここが完成した後は、次の段階である柱頭部へと工事が進みました。
柱頭部は、文字通り橋脚の頭の部分である最上部を指します。
現在は、この柱頭部の上に巨大な施工機械を載せるための基盤づくりを行っているところです。生コンクリートをポンプで上部まで引き上げ、ジャンカ(コンクリートの空洞)が発生しないよう慎重に打設を繰り返すという作業を行っています。
赤い管がコンクリートを引く管です。
柱頭部にはPCケーブルを入れる管が通っています。
現場の作業員もチームワークを活かしながら、安全第一で取り組んでいます。
三者三様の“誇り”
橋梁工事を支えるのは、一人ではなくチームです。ここでは、3人のキーパーソンの役割と、彼らが仕事で大切にしていることを紹介します。
左:工事部長の松枝仁さん 中央:代表取締役社長の齊藤孝則さん 右:工事部課長代理 原田隆史さん
社長:全体を見渡し、社会に橋を残す誇り
社長は、営業から受注、全体の責任までを担い、会社と地域をつなぐ役割を果たしています。
「橋梁工事は構造物の中でもたいへん難しい分野です。私は仕事を始めたころから、スケールの大きさと重量物を扱う緊張感に魅せられています。ブラケット(脚頭部に設置して橋脚上部を構築する部分)には1200トンもの力がかかり、1㎥(リューベ)2.5トンのコンクリートが200㎥も必要になる工事なんて誰でもできることではありません。その工事が交通を便利にし、人々の暮らしを支える——社会に必要とされる誇りがあります」。
社長は、営業から受注、全体の責任までを担い、会社と地域をつなぐ役割を果たしています。
「橋梁工事は構造物の中でもたいへん難しい分野です。私は仕事を始めたころから、スケールの大きさと重量物を扱う緊張感に魅せられています。ブラケット(脚頭部に設置して橋脚上部を構築する部分)には1200トンもの力がかかり、1㎥(リューベ)2.5トンのコンクリートが200㎥も必要になる工事なんて誰でもできることではありません。その工事が交通を便利にし、人々の暮らしを支える——社会に必要とされる誇りがあります」。
松枝さん:計画と書類を支え、現場を前へ進める誇り
「この仕事は空中でモノ作る仕事」と誇る松枝さんは、施工計画や安全書類の作成、事務的な調整を担っています。
「計画が甘ければ、現場に負担がかかります。人員を投入するタイミングや人数が適正でないと、余分に費用がかかってしまう。とても重要な仕事ですね。その分、完成したときの喜びとやりがいは格別です。」。
「この仕事は空中でモノ作る仕事」と誇る松枝さんは、施工計画や安全書類の作成、事務的な調整を担っています。
「計画が甘ければ、現場に負担がかかります。人員を投入するタイミングや人数が適正でないと、余分に費用がかかってしまう。とても重要な仕事ですね。その分、完成したときの喜びとやりがいは格別です。」。
原田さん:現場を率い、安全と品質を守る誇り
原田さんは、施工の最前線に立つ現場監督。数十名の職人と協力会社を束ねながら、日々判断を下します。
「コンクリートは一度打ったらやり直しがきかない。一発勝負だからこそ緊張感がある。安全と品質を守り抜くこと、それが自分の使命です」。
図面をどう現実に落とし込むか——そこに職人の個性や工夫が表れ、チームでつくる面白さが生まれるのだと語ります。橋梁では外から打ち目が見えてしまうので、見栄えがいいようにしていると教えてくれました。
原田さんは、施工の最前線に立つ現場監督。数十名の職人と協力会社を束ねながら、日々判断を下します。
「コンクリートは一度打ったらやり直しがきかない。一発勝負だからこそ緊張感がある。安全と品質を守り抜くこと、それが自分の使命です」。
図面をどう現実に落とし込むか——そこに職人の個性や工夫が表れ、チームでつくる面白さが生まれるのだと語ります。橋梁では外から打ち目が見えてしまうので、見栄えがいいようにしていると教えてくれました。
三者三様役割は違っても「社会に残るものをつくる」という誇りは同じ。気持ちを1つに工事に向かっています。
次回予告 年末から年明けにかけて、いよいよ巨大施工機械「フォールバウワーゲン」が登場! 空中に橋桁を張り出していくダイナミックな工法が始まりますよ。 次回は、その迫力ある工程に迫ります!
