ひと昔前までは、きつい・きたない・危険の頭文字を取って、3Kと敬遠されることもあった建設業界。街づくりの根幹を担う大切な事業でありながら、慢性的な人材不足に悩む企業が多い実情があります。しかし近年、働き方の価値観が変化したことなどをきっかけに、一部企業では勤務環境や体制を刷新。現在では働きやすく安全な働き方ができる企業が増えつつあります。
そのなかの一社が、今回ご紹介する株式会社伊藤工務店です。同社は2020年前後から労働環境や待遇を順次見直し、2021年には3名の新卒社員を採用。そのうちの2名は国内でも例の少ない、女性の建築施工管理者(施工管理)としての採用です。2022年(令和4年度)の国土交通省調査によると「日本国内の施工管理を含む技術職における女性の割合」は、わずか6.4%。女性も自分らしく活躍できる先進的な労働環境が、この企業にはあると言えそうです。
そのなかの一社が、今回ご紹介する株式会社伊藤工務店です。同社は2020年前後から労働環境や待遇を順次見直し、2021年には3名の新卒社員を採用。そのうちの2名は国内でも例の少ない、女性の建築施工管理者(施工管理)としての採用です。2022年(令和4年度)の国土交通省調査によると「日本国内の施工管理を含む技術職における女性の割合」は、わずか6.4%。女性も自分らしく活躍できる先進的な労働環境が、この企業にはあると言えそうです。
本記事では、同社で施工管理として働く若手社員2名の対談を通して、労働環境のホントのところや、女性も活躍できる理由を探っていきます。
今回私たちが伺ったのは……
【株式会社伊藤工務店】(本社所在地:滋賀県草津市)
株式会社伊藤工務店は、1922年(大正11年)に優れた伝統工法・技術をもつ棟梁であった、現社長の祖父・伊藤棟吉氏によって創業。滋賀県湖南エリアを中心に住宅・マンション・商業施設・公共工事など、地域に根差した質の高い施工を提供しています。現在では、テナントビル等の賃貸事業、フィットネスジムの経営など、少子高齢化に対応した幅広い事業を展開している会社です。
現在の仕事と入社の決め手
-まずはお二人のプロフィールから教えてください。
Nさん(男性)「2021年入社のNです。施工管理として主に賃貸マンションの建設に携わっています。」
Sさん(女性)「同じく2021年入社のSです。私も施工管理としてNさんとは別の現場で、賃貸マンションの建設に携わっています。」
-お二人は同期なんですね。
入社のきっかけとしては、それぞれ何が決め手になったのでしょうか。
Nさん(男性)「地元滋賀で就職したいことと、施工に携わりたい思いから興味を持ちました。奨学金返済支援制度などの社員思いの待遇や、現場のあたたかい雰囲気が入社の決め手です。」
入社のきっかけとしては、それぞれ何が決め手になったのでしょうか。
Nさん(男性)「地元滋賀で就職したいことと、施工に携わりたい思いから興味を持ちました。奨学金返済支援制度などの社員思いの待遇や、現場のあたたかい雰囲気が入社の決め手です。」
Sさん(女性)「私は伊藤工務店の企業パンフレットに、施工管理で働く女性の写真が掲載されていて興味を持ちました。職場見学時には別の女性も現場で働いてるのをみて、「女性でもできるんだ!」と安心感を持てたことが入社のきっかけです。」
-施工管理には、具体的にどんな役割が求められていますか?
-施工管理には、具体的にどんな役割が求められていますか?
Nさん(男性)「マンション施工などにおける、プロジェクト品質・安全・工程・原価の管理などを任されています。現在は入社4年目。先輩の下について一緒に仕事している状況です。」
Sさん(女性)「私も同じく先輩の下で経験を積んでいる段階です。特に現場での事故防止には気をつけていて、安全管理ルールを作って職人の皆さんに周知する役割も担っています。」
イメージと違っていた現場のリアル
-入社前と入社後、働いてみて感じたギャップはありますか?
Nさん(男性)「いざ施工管理の仕事をしてみると、発注や人材の手配・資材運び・簡単な修理など、やれることはなんでも自分でやらなきゃいけないことが意外でした。仕事の要領が悪い新人の時期には、正直大変さも感じましたね。でも今では効率良く働けています。」
Sさん(女性)「そうそう、私も施工管理は現場監督として、指示するだけの仕事だと思ってました。資材を運んだり、作業前に雪かきをしたりと、最初は驚くことも多かったです。」
-Sさんは女性なので、資材運びなどは大変そうですが、
想像とのギャップで嫌になったりしなかったですか?
想像とのギャップで嫌になったりしなかったですか?
Sさん(女性)「はい、私が作業していると現場の職人さんが手伝ってくれるので、嫌になったことはありません。本当に皆さん親切で助かっています。女性の施工管理はあまりいないので、珍しがって話しかけて貰えているのかもしれませんね。」
Nさん(男性)「うらやましいですね。自分はSさんほどは助けて貰えませんが、それでも職人の皆さんは温かい人ばかりです。年齢も自分の父親より年上の方がほとんど。年がかなり離れているので、あたたかく見守って貰っている感覚があります。」
Sさん(女性)「そうそう、現場の職人さんには孫のように大事にされています。弊社の場合は付き合いの長い職人さんが多く、顔なじみの方がほとんど。人間関係の良い環境下で、先輩からも多くのことを学べることが、働きやすさにつながっているのかもしれません。」
女性が活躍!働きやすい待遇のリアル
国内で働く施工管理の退職理由をまとめたデータによると「長時間労働」「休日出勤の多さ」「給与・対価への不満」など、待遇や体制面に対する不満が理由の中心となっています。同社ではこれらの業界に慢性的にあった課題に向き合い、2020年前後から少しずつ待遇や体制の見直しを実施。若手の採用につなげてきた経緯があります。
具体的に実施したのは「残業時間の短縮」、「休日フレックス制の導入」、「給与UP・奨学金返済支援制度」など福利厚生の充実や待遇の向上です。現在の働きやすさの要因にもなっているこれらの取り組みについて、実際に現場で働くお二人の実感などホントのところを伺いました。
-お二人は「残業時間の短縮」や「休日フレックス制」の導入後に入社されたかと思います が、現在の残業や休日取得状況はいかがですか?
Nさん(男性)「残業は多い時でも3時間程度、定時で帰れる時もあるので負担になってはいません。休日フレックス制は休日出勤の代休を希望日にとれる制度ですが、施工計画が決まっているので、実際に取得できる日は限られています。代休が取れない企業もあると聞くので、休めることがありがたいです。」
-お二人は「残業時間の短縮」や「休日フレックス制」の導入後に入社されたかと思います が、現在の残業や休日取得状況はいかがですか?
Nさん(男性)「残業は多い時でも3時間程度、定時で帰れる時もあるので負担になってはいません。休日フレックス制は休日出勤の代休を希望日にとれる制度ですが、施工計画が決まっているので、実際に取得できる日は限られています。代休が取れない企業もあると聞くので、休めることがありがたいです。」
Sさん(女性)「私も仕事の進め方次第で残業は減らせるので、常に工夫しています。休日フレックス制はたしかに希望日の取得が難しいこともありますが、個人的には平日の休みは街に人が少なくて、割と好きなんです。大好きなテーマパークも空いていて、週末よりも楽みやすいんですよね。」
-一般的な企業で課題となりがちな、残業や休日の不満要因はほとんどないようですね。
では、給与や待遇面についてはいかがでしょうか。
では、給与や待遇面についてはいかがでしょうか。
Nさん(男性)「特に待遇面で言えば、入社のきっかけのひとつが奨学金返済支援制度だったので、現在も返済支援を受けながら働けていて不満はありません。むしろ感謝の方が大きいですね。」
Sさん(女性)「給与を含めた待遇面に、私も特に不満はありません。残業代や各種手当が充実しているので、待遇面でも安心して働けています。だからこそ女性もどんどんチャレンジして欲しい想いがあります。もっと現場に女性が増えると嬉しいなと考えています。」
学生の皆さんへのメッセージ
-お二人のお話から、働きやすさの理由がよくよくわかりました。
人間関係・労働環境・待遇のそれぞれのバランスが良いので、
性別を問わず活躍できるのだと思います。
-では最後に、学生の皆さんに向けてメッセージをお願いします。
性別を問わず活躍できるのだと思います。
-では最後に、学生の皆さんに向けてメッセージをお願いします。
Nさん(男性)「ミスが起こってもため込まず、すぐ報告することが大切だと伝えたいです。新人の時は特にミスも多く、上長の忙しそうな時や機嫌が悪いときや自分を良く見せたいときは、ミスが起こっても報告しにくいもの。でも早く報告すれば周囲への影響も少なくなり、助けて貰うことで解決できるものも沢山あるんです。 自分も最初はなかなか言い出せなかったこともありました。実体験からのアドバイスなので、ぜひ参考にして欲しいです。」
Sさん(女性)「学生のうちは時間があるので、今のうちに沢山友達と遊んで、興味があることに挑戦しておいて欲しいと思っています。働き始めると学生の時の友人と時間が合わないことがほとんど。それは仕方ないことなので、学生のうちに思い出をいっぱい作ってねと伝えたいです。今のところ会社で一番下の年代が、2021年入社の私たち。一緒に働ける後輩ができることを本当に楽しみにしています。」
Nさん(男性)「入社したら大事にしたいと思っているので、まずは気になったらエントリーして欲しいですね。」
Nさん(男性)「入社したら大事にしたいと思っているので、まずは気になったらエントリーして欲しいですね。」
