株式会社ヤマモトは60年以上にわたり地域に密着、自治体案件を中心に中小規模の道路や河川、橋梁の新設・改修などの土木建築工事を手掛け、多くの職人さんたちの力を借りて独自のノウハウを構築。大阪府下を中心とした各お取引先から厚い信頼を獲得し、小規模ながら安定成長を続けています。
元請けとして請け負う工事が大半のため、工事の計画段階から完成まで見届けられるのが、ヤマモトの施工管理技術者ならではの大きなやりがい!
「長期工事が少ない分、いろいろな工事の経験数を積めるんで、若手にとってはちょうどいいと思うんですよねぇ」と、話すのは業界経験25年以上のベテラン、瀬戸浦さん。
今回は竣工目前に迫った道路改修工事現場の施工管理業務を務めており「もうちょっとで完成ですわ」と工事を思い返しながら、今回の『交通事故防止』を目的とした改修工事を紹介してもらいました。
【新たな街づくりだけが、土木建築工事の意義じゃない!】
「街の風景をつくる」「街の発展に貢献する」 と土木建築工事に携わる仕事の意義として、よく表現されています。
しかしビッグプロジェクトになればなるほど、大手ゼネコンが元請けとなり、中小企業はその孫請けや下請けとして、プロジェクトの一端を担う立場になってしまい、ともすれば完成を見届けられないことも…。
当社が請負う工事には道路や橋などの『現状回復』や『維持補修』が多数。
今回紹介する工事も、竣工目前の「泉佐野岩出線」の工事ですが単に道路面を舗装するだけの工事ではなく、
・事故防止の安全対策
・災害時における避難路の確保
・緊急車両などの通行を確保
を目的とした工事。
ここは和歌山~大阪を結ぶ府道の一部ですが、幅が狭い上に急なカーブがある道路とあって、対向車同士の正面衝突事故が頻発!これを回避するための工事…とあって、
3工区に分けて各事業者が工事を手掛ける中、当社は以下の最もカーブが急な工区を担当しました。※ 引用元:Google社 Google マップ
【まずは工事全体の計画を立てるところから】
図面や工事計画、竣工時期など、発注元からの依頼をもとにどのように工事を進めるか、計画を立てることから施工管理の業務はスタート!
今回は「対向車の衝突を回避するため、3m幅の中央分離帯を設置する」というものですが、中央分離帯を広く取る分、元の道路の幅をどれくらいの広げる必要があるか、工事中の資材置き場は?トラックをどこに停める?工事事務所をどこに設置する?近隣地域への影響は?…など現地調査や測量を行い、必要な工事内容や工事を依頼する職人さんなどの選定を行います。また工事期間中は道路の片側車線が使用できなくなる場合もあるため、通行の妨げを最小限にするための誘導規制対策など、安全面の配慮も欠かせません。
▶参考ページ(リンク):大阪府 泉佐野岩出線安全対策事業
【道路幅を広げる土台作りから工事はスタート】
道幅が広くなる分、道路全体の幅を広げる必要があるため、従来は崖があった場所や、雑草が生い茂っていた部分を道路の土台として造成・道路改良する必要があります。
土台部分の造成・道路改良は、表面道路上の工事以上に重要な部分。大雨や地震で崩落することが無いよう耐震性・地面への水の浸水耐性などを考慮する必要があり、まさに土木工事業者の実力の見せどころ。災害が起こった際には重要なライフラインとなる道路のため、常に工事状況を確認し、職人さんとも意見交換をしながら道路基礎(土台)を完成させます。
【作業中は安全管理も重要!】
建築・土木現場はちょっとした気の緩みが大きな事故に繋がるもの。
実際のところ、現場の工事内容に関しては職人さんが熟練の方であれば、逐一チェックをしなくても信頼してお任せしていたら大丈夫ですが、安全面に関してはいろんな工事業者さんが現場にいますし、大型重機も多数。また最近は外国人の現場スタッフもいますので、監督業務においては常に神経を尖らせます。
「時には声を荒げてしまうこともあるんですよ。職人さんの命が掛かってますからね。でもただ怒鳴るだけでなく、何がどう危険なのか。何を気を付けるべくなのか説明するようにしています。」
【路盤工事から、基層・表層工事へ…】
道路の土台となる部分が完成すれば、表面を整え、アスファルトを敷き詰める工事を実施します。
簡単に説明すると『土→砕石→粗粒のアスファルト混合物(基層工事)→密粒のアスファルト混合物(表層工事)』の順で重ねていく流れになります。
特に表層工事は、摩耗や水に強くひび割れや変形を起こさず、さらに平坦で滑りにくく仕上げることが重要。そして美観も大切なポイントになってきます。
「熟練の職人さんが仕上げてくれた道路は、何年経っても美しいんですよね。表面上はもちろん、路肩のブロックの並び方の滑らかさとか…。社長にもマニアックやなぁって言われますが、道を通るとついついそういう部分をチェックして『この道路工事手掛けた職人は、すごい人なんやろなぁ』なんて想像してしまいます」と、瀬戸浦さん。
「10年ほどこの仕事を経験したら、きっと道路を見ただけで職人レベルの想像がつくようになります」と言いながら、自ら手掛けた道路工事を眺め見た。
【元々、地図に載っている道ではあるけれど…】
新しい道や建物を造る仕事ではないけれど、周辺に住む方々や道路を利用する方々の安全のために欠かせない…今回の工事はまさに生活に密着した工事。
特にこの線は、大阪府と和歌山県の連絡ルートとし多くの人に利用され、さらに和歌山方面からの関西国際空港へのアクセスに欠かせない道路のため、安全性の向上は何年も前から課題とされており、工事の発注元の自治体からも工事完了を心待ちにされていました。
「この道路での事故が減れば、それは私たちが事故減少に貢献できたということ」と、今回の現場で今後じわじわと実感できるであろう、やりがいを話す瀬戸浦さん。
新たに造る大きなプロジェクトもいいですが、地域の人々や生活環境の改善を使命として、取り組める仕事がしたい…
そんな人には、株式会社ヤマモトが手掛ける規模・内容の工事がぴったりではないでしょうか?
