オーストラリア、メルボルン。日本から遠く8,000kmを隔てたその街角で、伊藤は思った。次はものづくりをしてみたい──。
大学で英語を学んだ伊藤は、在学中から様々な国に出かけ、いろいろなものを見て来た。楽しいことも、辛いことも経験したし、ときには危険な目に遭ったこともあった。
出会った人々は皆、言葉はもちろん、暮らし方も価値観も違っていたが、ひとつ共通するものがあった。それは、日本のものづくりへの信頼だ。 ものづくりは、経験も技術も必要な世界だ。文系の伊藤には、エンジニアリングに関する知識があるわけではない。それでも伊藤は「ものづくりをしたい」という気持ちを抑えられなくなった。日本へ帰国すると、建設業界の扉を叩いたのだ。
「ものづくりをしたい」という願いは、紆余曲折を経て現実のものになった。現場では、自分よりもずっと若い、建築学部出身の社員が活躍する一方で、伊藤は建築の図面を読んだことも書いたこともない。それでも、伊藤はそのチャレンジを楽しんでいた。 苦労よりも、ものづくりの楽しさを知ることができた喜びが勝っていた。技術、知識。それらを学べるのは机の上だけではない。伊藤は工法も、施工管理も、ものづくりの現場から学び、吸収し、成長していった。3年目には、所長から小規模な倉庫の施工を任される。 次はものづくりをしてみたい。そう考えた日から約10年が過ぎ、伊藤は主任として所長のサポートや後輩の指導を担いながら、施工管理のエンジニアとして現場を取り仕切っている。あらゆることを現場から学んできた伊藤を慕う社員は多く、職人さんや協力業者の方からの信頼も厚い。そんな伊藤には、挑戦してみたいことがある。
大学で英語を学んだ伊藤は、在学中から様々な国に出かけ、いろいろなものを見て来た。楽しいことも、辛いことも経験したし、ときには危険な目に遭ったこともあった。
出会った人々は皆、言葉はもちろん、暮らし方も価値観も違っていたが、ひとつ共通するものがあった。それは、日本のものづくりへの信頼だ。 ものづくりは、経験も技術も必要な世界だ。文系の伊藤には、エンジニアリングに関する知識があるわけではない。それでも伊藤は「ものづくりをしたい」という気持ちを抑えられなくなった。日本へ帰国すると、建設業界の扉を叩いたのだ。
「ものづくりをしたい」という願いは、紆余曲折を経て現実のものになった。現場では、自分よりもずっと若い、建築学部出身の社員が活躍する一方で、伊藤は建築の図面を読んだことも書いたこともない。それでも、伊藤はそのチャレンジを楽しんでいた。 苦労よりも、ものづくりの楽しさを知ることができた喜びが勝っていた。技術、知識。それらを学べるのは机の上だけではない。伊藤は工法も、施工管理も、ものづくりの現場から学び、吸収し、成長していった。3年目には、所長から小規模な倉庫の施工を任される。 次はものづくりをしてみたい。そう考えた日から約10年が過ぎ、伊藤は主任として所長のサポートや後輩の指導を担いながら、施工管理のエンジニアとして現場を取り仕切っている。あらゆることを現場から学んできた伊藤を慕う社員は多く、職人さんや協力業者の方からの信頼も厚い。そんな伊藤には、挑戦してみたいことがある。
