世界に広がる「NOBU」の味。伝統の味を守り続ける「NOBU TOKYO」
1994年、米国ニューヨーク市に「NOBU(NOBU New York City)」1号店がオープンしました。当社のオーナーシェフ松久信幸が、名優ロバート・デ・ニーロ氏と出会い、同氏から共同経営を持ち掛けられたのが、その始まりです。それから30年の時を歩み、今では世界各国に50店舗以上の「NOBU」レストランが存在します。
「NOBU TOKYO」が現在の場所(虎ノ門)にオープンしたのは、今から17年前の2007年のこと。これまで、さまざまなお客様に愛されながら、NOBUの味とおもてなしの心を守り続けてきました。
使う食材は、身体にいいものにこだわり、添加物などが一切使用されていないものを厳選。また、お料理に使うお出汁やソース、ドレッシングまで、すべて手作りするなど、手間暇かけて仕込んだものをご提供しています。
お客様へのおもてなしという意味では、ホールの接客もより質の高いものを追求。型にはまらず堅苦しくない、それぞれのお客様に合わせた接客を心がけています。
従業員が楽しく働けるお店づくり
「NOBU TOKYO」のこだわりは、お料理や接客だけに留まらず、お店づくり全体に及びます。お客様へ良いものを最高の形でお届けするのに必要なものは、そこで働く従業員のマインドです。
私たちは、ここで働く仲間たち全員が、いつも笑顔で楽しく働ける職場づくりに取り組んでいます。さらに、チームワークを重んじ、スタッフ間のコミュニケーションを大切にしながら、日々励んでいます。
そのほか、「まかない」の調理をベテラン・新人問わず調理師が持ち回りで担当。毎日全員そろって、和気あいあい食事をします。調理師には外国人シェフもいるため、ときには、本場のペルー料理や台湾料理、インド料理などもいただける機会もあります。
こういった、みんなで集まる些細な時間も従業員のモチベーションとなり、良い仕事につながるのです。
海外でも活躍できるシェフの育成
お客様へ良質なサービスをご提供する上で、もうひとつ大切なのが、人材育成です。特に、シェフは東京に限らず、世界的に見ても「NOBU」の味を継承する人材として大変重要になります。
「NOBU」の料理は、創作和食です。つまり、本場日本にある「NOBU TOKYO」で有能なシェフを育てるのは、ある意味使命でもあるのです。これまでも、海外の店舗へシェフを送り出していますが、今後もさらに多くのシェフを育て海外へ派遣。そのシェフから現地のシェフへ味を伝承し、世界規模で高いクオリティを保てるようにしていきます。
海外店舗としては、東京のシェフがヘルプに来てくれるというのは願ってもないことなので、こうした機会は積極的に増やしたいと考えています。
また、海外へ送り出すばかりでなく、外国のシェフを日本へ招き、「NOBU TOKYO」のシェフとコラボレーションするといったイベントも開催しています。そのときは、海外のシェフから技術を学び、それぞれのさらなる成長へつなげる機会となっています。
ほかにも、新規オープンを控える海外店舗のシェフが、短期で日本を訪れ、「NOBU TOKYO」で勉強するといった取り組みも実施しています。
このように、世界に多くの店舗を有するメリットを最大限に活かしながら、シナジーを発揮できるのは、「NOBU」ならではの環境です。
「NOBU TOKYO」のこれからと若い人たちへのメッセージ
コロナ禍で一度は低迷したインバウンド需要もようやく活況を見せ、世界的な和食や寿司のブームは、今後もしばらく続くと予想しています。しかし、このブームを一過性のものとせず、いかに定着させるかが今後の課題です。
私たちも、イベントやSNSなどで積極的な発信を行い、この流れを継続できるよう尽力していきます。
これから調理師や接客を志す学生のみなさんには、ぜひ継続する力を養っていただきたいと思います。仕事を始めると、当然いいことばかりではありません。しかし、継続していればそれは力になります。その力が身を助け、必ず報われるときがきます。あきらめずにやり続け、その先にある未来をつかみ取ってください。
