はじまりは、小さなソーダファウンテンから
資生堂パーラーの歴史は、1902年に東京・銀座の資生堂薬局の一角で始まりました。
当時まだ珍しかったソーダ水やアイスクリームを提供しながら、食を通じた「美しい生活文化」を届けたいという想いを大切にしてきました。
1928年には本格的な洋食を取り入れ、洋菓子の製造・販売もスタート。銀座の街とともに成長し、気づけば120年という歴史を重ねてきました。
時代が変わっても、「お客様に感動を届ける」という想いはずっと変わりません。
伝統を守るだけでなく、常に新しさを
資生堂パーラーは、歴史あるブランドでありながら、常に変化を恐れず挑戦してきました。
2001年には「東京銀座資生堂ビル」が完成。ビルの各階には、レストラン、カフェ、ショップなどさまざまな形で資生堂パーラーの世界観が展開され、銀座から新しい文化を発信し続けています。
また、1990年には青を基調とした洋菓子パッケージを導入。
食には不向きの色とされてきた青をあえて使い、モダンで印象的なデザインへと一新しました。これを手がけたのは、資生堂の宣伝部出身のデザイナー・仲條正義氏。2015年には再び彼の手によって「銀座アヴァンギャルド」というテーマでリニューアルされ、その世界観は今も生き続けています。
最近では、サンリオとのコラボ商品も話題になりました。
「もしサンリオのキャラクターが資生堂パーラーで働いていたら?」というユニークな発想から生まれた商品は、若い世代にも広く届くきっかけになりました。
こうして、常に新しい価値を追い求める姿勢こそが、資生堂パーラーの進化を支えてきたのです。
変わらないのは、「手を抜かない」という姿勢
私たちが何よりも大切にしているのは、「どんなに忙しくても、手を抜かない」という姿勢です。
厨房では、予想以上に忙しい日もあります。
そんなときでも、「まあいいか」と思ってしまった瞬間に、お客様の信頼を失うかもしれません。
「自分がお客様だったら、これで満足できるか」
「納得できないものは、最初からやり直す」
こうした言葉が、かつての料理長たちから今も受け継がれています。
どれだけ手が回らない状況でも、一人ひとりが真摯に、目の前の仕事に向き合い、今この瞬間にできる最善を尽くす。
そうした日々の積み重ねが、お客様の心に残る体験をつくっているのです。
