#25 現場監督で得られる最強スキルとは!?
これからどんな仕事に就くとしても、皆さんが気になるところはありますよね。それは・・・
【どんなスキルが手に入るの?】という部分。
現在、時代は大きく変わって来ています。昨日売れていた商品が、今日も売れるとは限りません。今年元気な会社が、来年も元気かどうかはわかりません。そんな先の見えずらい時代が、今なのです。
であればなおさら、仕事をすることによって、自分は一体どんなスキルを手に入れることができるのかは気になるところだと思います。今回は、施工管理という仕事を一生懸命やった先に、どんなスキルを得られるのかについてお話していきます!
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◆スキルが重要な時代到来
僕が就職したのが今から約20年前、当然スマホなんてものはありませんでしたし、SNSも一部の人しか使っていませんでした。「人とつながる」ということは、今ほど簡単なことではなかったのです。
でも今は、自分のことをSNSを介してどんどんと発信できる世の中。人それぞれいろんなスキルを持っており、趣味も多種多様。困ったことがあっても、それを解決するスキルを持つ人を簡単に検索できます。
だからこそ、働き方や副業という考え方も変ってきているのです。要するに何かスキルを持っていて、それを世の中に発信さえしていれば、ネット上で仕事をすることもできますし、お小遣いを稼ぐことくらいならワケなくできてしまう状況にあるのです。
ただ世の中は、そんないい話だけではありません。終身雇用が当たり前ではなくなり老後2000万円の貯金がないと生きていけない、なんて話も出てきています。要するに国も会社も、自分のことを守ってくれないかもしれないという状況になってきているとも言えるのです。
こんな時代を生きる皆さんは、きっと本能的に「スキルが必要だ」と感じ取っているのではないでしょうか。どんな状況になれ、自分で生きて行くスキルがあれば安心できますしね。
◆施工管理はスキルが手に入る?
皆さんスキルを身につけた方がいいということはわかっていますよね。とはいえ現場監督は忙しいと聞きます。仕事以外で勉強する時間なんて取れないし、スキルなんて身につかないと思っていませんか?
そんなことはありません。施工管理として仕事をするということは、それだけで獲得できるスキルが沢山あるんです。つまり、ただ業務を行うだけでスキルが身につくのです。ではどんなスキルが身につくのか?それを紹介していきたいと思います。
ただし!ただそこに居るだけでは、スキルなんて身につきません。当たり前ですが、「自動的に得られるスキル」何てものはないのです。きちんと努力をすれば、という条件が付くことはわかってくださいね。
言われた仕事を、何も考えずに従うだけではだめです。もっと上手く、もっと早く、もっと正確に。そう考えながら働く人が手にできるスキルだということは、わかっておいてください。では紹介していきましょう。
◇建設業スキル
資格として施工管理技士、建築士など多くの「資格」を得るチャンスはありますが、今回はスキルなのでそれは置いておきましょう。
施工管理の業務を行うことで、基本的な事務処理スキルやデータ分析スキルは身につくことになります。また、お金の管理を行う事にもなるため、基礎的な経理スキルだって身につくことになります。
そして当然、設計図や仕様書や資料などの読み解くスキル、そしてCADなどのパソコンスキルだって手に入ることになります。それを使って職人さんや設計事務所の人たちとやり取りしていくことになるわけですから。
あとは建築物や公共インフラの仕組みを理解することで、プロジェクトを計画し管理していくスキルも手に入ります。中でも、施工図面を描くスキルや、積算スキルなどは、独立開業できるレベルのスキルとなるのです。
◇対人スキル
施工管理は、本当にたくさんの人たちとやり取りをしながら仕事をします。だからこそコミュニケーションスキルは必須と言えます。ここがきっと一番苦労するところであり、それゆえ価値の高いものと言えるのです。
例えば年上の職人さんと雑談したり、指示を出したりしなければいけません。もっと言うと会社の社長さんクラスと当たり前に世間話や、相談、金額の交渉も行うこともあります。大変だからこそ、スキルだって大きく磨かれるのです。
相手の性格を素早く把握し、気持ちよく仕事をしてもらう。つまり円滑に話を進めるスキル、聞き出すスキル、会議の進行スキルや説得スキルなど、プライベートでも役に立つ多くのスキルが身につきます。
◇先読みスキル
施工管理の本業は「段取り」つまり、工事の準備です。準備をするということは、これから起きることが予測できているからできますよね。ということは、先回り。職人さんが仕事をする時には、僕らの仕事は基本的に終わっていることになるのです。
まだ現場には何も存在していない状態で、図面や文章をもとに頭の中でイメージを膨らませ、将来起きる出来事を細かく予想します。そしてこれから起きる問題を、未然に防いでいることになるのはお判りでしょうか。
将来を予測して、先回りして準備をし、当日には何も困らない状態を作り出す。未来予見スキルが身につくということになりますよね。実はものすごいことなのです。どんな業務でも、そして人間関係でも役に立つ、万能スキルと言えます。
◇リーダースキル
施工管理は、現場という組織の中では一番先頭になります。つまり、現場に配属された瞬間に何十人、何百人という部下ができるのと同じこと。普通なら何年もかかって組織を率いるわけですが、僕らは若くして経験ができるのです。
もちろん簡単ではありませんが、慣れてくるとそんなに難しいことでもありません。こうして人を動かし、引っ張っていく能力はリーダースキルと言われ、どんな会社でも欲しがっている有能な人材になり得るのです。
もちろんリーダーである以上、大勢の前で話す事も多く自分の決めた方針に沿って現場を運営するために、多くの人に指示をだして動いてもらわなければいけません。時には、とても偉い人たちと対等に議論をすることだってあります。
最初からうまくいくのは難しく、ちょっとやそっとで身につくことはないでしょう。でも、時間をかけ、諦めずに試行錯誤し学び続けていけば、必ず習得することができます。そうやって苦労して得た子のスキルは、どんな業界でも通用する無敵のスキルとなるのです。
◆まとめ
施工管理は、他の職種と少し違います。建設という超専門的なスキルももちろん必要な技術者であると同時に、総合的なスキルが必要な総合職でもあります。それゆえ業務の難易度は高く、とても幅広い知識や経験が必要になるのです。
ですが、その一つ一つはどこでも通用し、独立することもできるほどに必要とされるスキルとも言えます。そんなスキルが、とてもたくさん身につくというのが「現場監督」の強み。僕は実際に独立開業しましたが、辞めてからそのスキルの豊富さに改めて気付きました。
先ほども言いましたが、改めてお話します。これらのスキルは、自動的に身につくものではありません。いつも頭を使って学ぼうとし、周りの人の表情や感情を良く観察することが大切です。そして、それらが「スキル」であることを意識して取りに行きましょう。
「ここまでできればOK」というラインはありません。言ってしまえば、どこまでもたくさんの事が学べる職業だと言えるのです。目に見える「手に職」がわかりづらい為に、施工管理は結局何もできない、なんて言われたりもします。
ですが、職人さんのように1つの事に固執しないオールマイティな仕事だからこそ、逆に多くのスキルを習得することができるとも言えます。
長く務める現場監督は、皆さん誇りをもって仕事をしています。その理由や、技術者が不足しているという所以、わかっていただけたでしょうか?皆さんの挑戦を、心から歓迎いたします!