#22 すべては、現場なのです!
建設業で働く人はたくさんいます。設計図を描く人、現場で働く人、資材を作る人、お金の計算をする人、会社を維持する人・・・ここには書ききれないほどたくさんの人がかかわって建設業が成り立っています。その数なんと500万人以上とも言われます。
そのくらい大きな建設業界にこれから入る人たちへ。またそれだけではなく、今まさに関わっている人達にも。ぜひ聞いてほしいお話をしていきます。あんな仕事もこんな仕事も、実はすべて「現場」なんです。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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◆建設業界を構成する会社たち
ひと口に建設業といっても、そこに関わる会社は本当にたくさんあります。「建設業」と聞くと、工事現場で作業をしている人や会社のことを思い浮かべがちですが、それだけが建設業ではないのです。
なぜなら、現場で実際に組み立てていくためには、その前に組み立てるための商品があるはずです。たった1枚の板でさえ、木を切り出すことから始まり、それを薄くカットして作られ、表面を磨かなければいけません。その後、現場に運んでくる必要もありますよね。
例えば一つの建物を建てる時には、コンクリートや鉄製品、プラスチックでできたものや電化製品に至るまで、途方もなく膨大な種類の資材が使われています。その一つ一つの資材は、地球から頂いたものに手を加え、加工し、また装飾して作られているわけです。
また、力強く土を掘る機械もあれば、細かい作業に適した工具もあり、その機器を作ることだって必要です。そんな機器を使いこなす職人さんが着ている作業服や軍手のようなものも建設にからむもの。そして、そもそもそれを着て現場で働く人もいます。
そうやってよくよく追いかけてみると、建設業界を構成する会社は無数にあることが見えてきます。建設業というのは、本当にたくさんの会社が集まってつくられている業界なのです。
◆行き着く先には現場がある
このようにたくさんの会社が、それぞれの役割を果たし合いながら作られた建設業界。力を合わせていろんなものを開発し、汗水たらして働く人たちが、最終的にどこに行き着くのでしょうか。それは「現場」です。
例えば鉄でできた製品を追いかけてみましょう。初めは山から鉄鉱石を掘り出す会社があります。そしてそれを溶かし、鉄にする会社へバトンを渡します。その鉄を受け取り、形を作って部品を作る会社があり、その部品を集めて製品にする会社があるのです。
このような流れで作られた製品は、それで完成なのか?というとそんなことはありません。どんなに良いものを作ったとして、それを使ってくれる人がいないと一生懸命作ってきた意味がないわけです。
そう考えたとき、最終的に行き着く場所はどこかおわかりでしょうか?それは「現場」です。どんな資材も、どんな商品も。実際に使われる場所はいつだって現場なのです。
もちろん資材だけではありません。設計図を描いている建築士の仕事も、ただ書くだけでは「絵」に過ぎません。それを実際に具現化する場所こそ、現場です。
数限りなく存在するようにも感じられる、建設業界に関わる会社。それぞれが世界中のどこかで自分たちの役割を果たし、その技術や労力をかけて作ってきたものすべてが、たった一つの「現場」に結集していることになります。なんかワクワクしてきませんか?
◆施工管理の役割とは?
では実際に、現場の中では何が起きているのでしょうか。ひと口に言うなら、世界中から集まってきた製品を、現場の主役である職人さんたちが組み立てています。大小さまざまな製品を時には力強く、時には緻密に組み立てていくのです。
ただし、言うほど簡単ではないのも事実。だって、例えば何十トンもあるような重たい物を組み立てるには、それ相応の準備が必要だからです。仮に軽いものだったとしても 1ミリずれると組み立てができなくなることもあります。
また、順番を間違えてしまうと組み立てることもできないことになりますし、そしてなにより命の危険があるような場所で作業を行うことはしたくありませんよね。要するに、どんなに性能の良い製品でも、どんなに腕のある職人さんでも。
準備ができていない場所では、意味をなさないわけです。そのお膳立てをするのは誰かというと、それが施工管理なのです。
世界中から結集してきた大切な製品を、無にするわけにはいきません。だからこそ、安全な場所を準備し、順番をしっかり組み立て、手順を確認し合い、ミスがないようにチェックしていく。現場に関わる全てに対して意識を張り巡らして暗躍する仕事なのです。
現場事務所で図面を描くことも。職人さんと話をすることも。一生懸命に書類を作ることも。例えば忙しい先輩の為にコーヒーを買ってくることでさえも、一つとして無駄な業務はありません。そのすべては「現場」のためなのです。
そんな施工管理を後方からサポートする部署もあります。お金のサポートをする経理部門や、準備や緻密な計算を担う積算部門。また所属する会社を維持管理するための総務部門も同じです。結局は、現場のために働いていると言えるのです。
◆チーム戦の司令塔が施工管理
わかっていただけたと思いますが、建設業界はチーム戦です。そして現場という場所は、建設業に関連する全ての仕事たちの最終地点であり、実を結ぶ唯一の場所と言えます。
そのチームをまとめ、司令塔として機能しているのが施工管理という仕事。一つ一つの製品や部材、機械の特性を理解し、必要なものを必要な分だけ、完璧なタイミングで現地に運び込む。そしてそれぞれに適した職人さんを集め、業務を振り分け、造り上げる。
そのくらい大切な役割を果たしているのが現場であり、それを取りまとめるのが施工管理という仕事なのです。
まずは現場での仕事の裏側に、想像を絶する人間がかかわっているということを知ってください。この街並みを作っているのは、まぎれもなく建設業です。労働とは偉大であり、誰一人かけても完成しなかったのです。
その中心にいる施工管理という仕事、もちろん大変な仕事であることはわかってほしいのですが、何よりも・・・面白そうだと思いませんか?
【プロフィール】
建設業で働く人はたくさんいます。設計図を描く人、現場で働く人、資材を作る人、お金の計算をする人、会社を維持する人・・・ここには書ききれないほどたくさんの人がかかわって建設業が成り立っています。その数なんと500万人以上とも言われます。
そのくらい大きな建設業界にこれから入る人たちへ。またそれだけではなく、今まさに関わっている人達にも。ぜひ聞いてほしいお話をしていきます。あんな仕事もこんな仕事も、実はすべて「現場」なんです。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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◆建設業界を構成する会社たち
ひと口に建設業といっても、そこに関わる会社は本当にたくさんあります。「建設業」と聞くと、工事現場で作業をしている人や会社のことを思い浮かべがちですが、それだけが建設業ではないのです。
なぜなら、現場で実際に組み立てていくためには、その前に組み立てるための商品があるはずです。たった1枚の板でさえ、木を切り出すことから始まり、それを薄くカットして作られ、表面を磨かなければいけません。その後、現場に運んでくる必要もありますよね。
例えば一つの建物を建てる時には、コンクリートや鉄製品、プラスチックでできたものや電化製品に至るまで、途方もなく膨大な種類の資材が使われています。その一つ一つの資材は、地球から頂いたものに手を加え、加工し、また装飾して作られているわけです。
また、力強く土を掘る機械もあれば、細かい作業に適した工具もあり、その機器を作ることだって必要です。そんな機器を使いこなす職人さんが着ている作業服や軍手のようなものも建設にからむもの。そして、そもそもそれを着て現場で働く人もいます。
そうやってよくよく追いかけてみると、建設業界を構成する会社は無数にあることが見えてきます。建設業というのは、本当にたくさんの会社が集まってつくられている業界なのです。
◆行き着く先には現場がある
このようにたくさんの会社が、それぞれの役割を果たし合いながら作られた建設業界。力を合わせていろんなものを開発し、汗水たらして働く人たちが、最終的にどこに行き着くのでしょうか。それは「現場」です。
例えば鉄でできた製品を追いかけてみましょう。初めは山から鉄鉱石を掘り出す会社があります。そしてそれを溶かし、鉄にする会社へバトンを渡します。その鉄を受け取り、形を作って部品を作る会社があり、その部品を集めて製品にする会社があるのです。
このような流れで作られた製品は、それで完成なのか?というとそんなことはありません。どんなに良いものを作ったとして、それを使ってくれる人がいないと一生懸命作ってきた意味がないわけです。
そう考えたとき、最終的に行き着く場所はどこかおわかりでしょうか?それは「現場」です。どんな資材も、どんな商品も。実際に使われる場所はいつだって現場なのです。
もちろん資材だけではありません。設計図を描いている建築士の仕事も、ただ書くだけでは「絵」に過ぎません。それを実際に具現化する場所こそ、現場です。
数限りなく存在するようにも感じられる、建設業界に関わる会社。それぞれが世界中のどこかで自分たちの役割を果たし、その技術や労力をかけて作ってきたものすべてが、たった一つの「現場」に結集していることになります。なんかワクワクしてきませんか?
◆施工管理の役割とは?
では実際に、現場の中では何が起きているのでしょうか。ひと口に言うなら、世界中から集まってきた製品を、現場の主役である職人さんたちが組み立てています。大小さまざまな製品を時には力強く、時には緻密に組み立てていくのです。
ただし、言うほど簡単ではないのも事実。だって、例えば何十トンもあるような重たい物を組み立てるには、それ相応の準備が必要だからです。仮に軽いものだったとしても 1ミリずれると組み立てができなくなることもあります。
また、順番を間違えてしまうと組み立てることもできないことになりますし、そしてなにより命の危険があるような場所で作業を行うことはしたくありませんよね。要するに、どんなに性能の良い製品でも、どんなに腕のある職人さんでも。
準備ができていない場所では、意味をなさないわけです。そのお膳立てをするのは誰かというと、それが施工管理なのです。
世界中から結集してきた大切な製品を、無にするわけにはいきません。だからこそ、安全な場所を準備し、順番をしっかり組み立て、手順を確認し合い、ミスがないようにチェックしていく。現場に関わる全てに対して意識を張り巡らして暗躍する仕事なのです。
現場事務所で図面を描くことも。職人さんと話をすることも。一生懸命に書類を作ることも。例えば忙しい先輩の為にコーヒーを買ってくることでさえも、一つとして無駄な業務はありません。そのすべては「現場」のためなのです。
そんな施工管理を後方からサポートする部署もあります。お金のサポートをする経理部門や、準備や緻密な計算を担う積算部門。また所属する会社を維持管理するための総務部門も同じです。結局は、現場のために働いていると言えるのです。
◆チーム戦の司令塔が施工管理
わかっていただけたと思いますが、建設業界はチーム戦です。そして現場という場所は、建設業に関連する全ての仕事たちの最終地点であり、実を結ぶ唯一の場所と言えます。
そのチームをまとめ、司令塔として機能しているのが施工管理という仕事。一つ一つの製品や部材、機械の特性を理解し、必要なものを必要な分だけ、完璧なタイミングで現地に運び込む。そしてそれぞれに適した職人さんを集め、業務を振り分け、造り上げる。
そのくらい大切な役割を果たしているのが現場であり、それを取りまとめるのが施工管理という仕事なのです。
まずは現場での仕事の裏側に、想像を絶する人間がかかわっているということを知ってください。この街並みを作っているのは、まぎれもなく建設業です。労働とは偉大であり、誰一人かけても完成しなかったのです。
その中心にいる施工管理という仕事、もちろん大変な仕事であることはわかってほしいのですが、何よりも・・・面白そうだと思いませんか?
【プロフィール】
武田祐樹(たけだひろき)
HT RaisePLAN 代表
総合建設業に17年在職し、官民問わず数多くの実績を積む。
建設業の効率的な働き方を実現するため、
現在はオンラインを中心に活動し、
中小企業デジタル化応援隊事業(中小企業庁)のIT専門家としても活躍。
現在はオンラインを中心に活動し、
中小企業デジタル化応援隊事業(中小企業庁)のIT専門家としても活躍。
【保有資格】
1級建築士、1級建築施工管理技士、1級土木施工管理技士
【運営事業】
◇GENBA Lab.(現場ラボ)運営
オンライン新人研修、効率化サポート
https://genba-lab.com/
https://genba-lab.com/
◇その他オンライン講師、オンラインセミナー活動も実施
【メディア活動】
◇YouTubeチャンネル【建設業を持ち上げるTV】
https://www.youtube.com/c/nextconstruction
◇音声配信【たけだの作業日報】
https://open.spotify.com/show/2qPIT6VYOzjcp9eBrFODLI
https://www.youtube.com/c/nextconstruction
◇音声配信【たけだの作業日報】
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◇インスタグラム【3分で学べる建設コラム】
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その他Twitterや雑誌、各種メディアサイトでも記事を掲載
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