#8 社会はルールだらけ。だからこそ「自由」?
皆さんがこれから足を踏み入れる「社会」という名の戦場。そこにはたくさんのルールが存在しています。まずはこのルールを理解していくことが何よりも必要なこと。だって全員がこのルールの上で戦っているのですから。
ルールというと「窮屈そう」とか「めんどくさそう」という声が聞こえてきそうです。ですが、それは大きな勘違い。ルールがあるからこそ、自由にのびのび働くことができるのです。今回は、社会のルールはなぜ存在するのかについて、わかりやすく解説していきます。
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◆身近なところにあるルール
さて皆さんは、「ルール」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。世の中にはいたるところにルールが存在しています。皆さんだって多くを経験しているはずです。
例えば、学校には校則というルールがあります。そしてきっと部活などにもあるでしょう。先輩から受け継がれた伝統や、やらなきゃいけないこと、やってはいけないことがあったはず。それもルールです。
家庭にだってルールはあります。帰ったら「ただいま」と言いましょうとか、夜6時になったらご飯を食べるとか。友達との間にも、言ってはいけないことや、友達の間でしか使えない言葉みたいなものがありませんでしたか?それもルールの一つと言えます。
このように、身近なところにも様々なルールがあり、知ってか知らずか、守らなきゃいけないという意識を持ちながら過ごしてきたことと思います。では、社会に出るとどのようなルールがあるのでしょうか。少しだけひも解いてみましょう。
◆社会にあるルール
社会にもたくさんのルールがあり、みんなこれを守りながら生きています。そしてその中で働いているのです。
最も大きなルールはきっと、法律でしょう。これを守らなければ、犯罪者になって逮捕されることもあります。日本国民の最低限のルールと言えます。でもそれだけじゃありません。人として犯してはいけないものもあります。例えば倫理や道徳です。
人に暴力をふるうのは、法律でダメだからと書いてあるからじゃないですよね。そもそも道徳的にやってはいけないことです。明確に書いてなかったとしても、マナーや常識といった目に見えないルールも存在していると知っておかなければいけません。
それは、建設業界といった限定的なところにも存在し、業界の常識、専門用語みたいなものも一つのルールと言っていいでしょう。そしてもちろん会社にだって規則があります。社内規則もそうですし、開業した当時からある雰囲気、社風みたいなものもそうかもしれません。
こうやって挙げていくとキリがないくらいに、社会にはとにかく数えきれないほどのルールが存在しているのです。考えただけで息が詰まりそうな気がしますよね。
でも安心してください。ここからの内容を読んでもらえれば、「ルールがあるから自由だ」の意味が分かっていただけるはず。それどころか、ルールのない社会がどんなに不便なのかがわかってくると思います。
◆ルールのない世界がお望み?
それを理解するために、ルールのない世界をイメージするとわかりやすいでしょう。例えばスポーツなんてわかりやすいのではないでしょうか。
では、ルールのないサッカーを想像してみます。みんなが一生懸命に走り回って足でボールを蹴っている中、一人がボールを手に持ち走り出したとしましょう。そしてゴールに向かってポイ。・・・どうでしょうか。楽しいですか?これがルールのないサッカーです。
じゃあルールのない社会ならどうでしょう。みんなが一生懸命に働いて稼いだお金を、こっそり誰かが盗んでもOKな社会。赤信号になっても、急いでいるときにはそのまま通過してよい社会。どうでしょうか。安心して暮らすことはできそうですか?
もしも社会にルールがない場合、これらの事例は全て許されます。だってルールがない以上、だれも怒ることはできないから。こうして考えてみると、世の中には多くの「ズル」をしようとする人たちが現実にいます。
詐欺師や泥棒、嘘つきや簡単に人を裏切る人などなど。日々ニュースを騒がせている人達に記憶はないでしょうか。ルールがない場合、それは日常的に起こることになります。そんな世界で、本当に自由に暮らすことができるでしょうか?という話なのです。
◆ルールがあるから自由
世の中にあるルールは、なぜ存在しているのか。なんとなくわかってきたと思います。結論、「ズルをする人をガードするため」なのです。
みんなが正々堂々と社会で戦い、その努力をしっかりと評価してもらうために、ルールは存在しています。どんな行動をすると認められ、どんな行動だと良くないのか。その基準を設けることが、つまりルールなのです。
世の中にはもともとルールなんてありませんでした。人が集まり、生活するようになったからルールが出来上がってきたのです。これが鉄則であり、つまりすべてのルールには、必ず「理由」が存在するということです。
誰かにケガを負わせると、傷害罪で逮捕されます。このルールはなぜ決められたのでしょうか。わかりますよね。相手にとって良くないことであり、それが誰かの自由を奪うことになるからです。
何度も言いますが、ルールがあるからこそ自由に働くことができ、自由に暮らすことができるのです。ではここから、良いルールと良くないルールの話を少しだけしてみましょう。
◆すべてのルールには理由がある・・・はず
もしも皆さんがこれから入る会社に「9時には出社しなければいけない」という規則が会社にあったとします。これに対し、何も考えずに ”規則だから守る”という生き方もあるでしょう。これでも大きな支障はありません。
でもそこで終わっては皆さんの成長がなく、つまり会社は成長しないことになります。ルールには必ず理由があると言いました。であれば、この規則にだって必ず理由があるはず。そうやって原因を考えるクセを付けてほしいと思います。
なぜそんなことをしなければいけないのか。それは、実は社会には「良くないルール」も稀に存在するからです。はるか昔に決められたルールが、現代でも生き残っているだけのもの。それが邪魔をして、楽しく仕事ができないこともあるのです。
実は何の意味もなく、「やれと言われたからやっている」というただの押しつけになっている可能性があります。会社に染まってしまうと見えなくなるものもあり、皆さんにはもっと柔軟に考えるようになってほしいと願っているからです。
話を戻しましょう。朝9時に出社するのはなぜかを考えるのです。例えば、頭が一番さえる時間だからかもしれません。例えば、お客さんが10時に動き始めるからかもしれません。一番物が売れる時間なのかもしれません。きっと考えればわかるはずです。
もし理由が見つからないルールがあったとすれば、それはもしかしたら良くないルールなのかもしれません。先輩や上司に聞いてみると良いでしょう。良くないものは時代に合わせて変えなければいけないのですから。
◆ルールがあなたの自由を守っている
数限りなく存在しているように見えるルールですが、その一つ一つに理由があるとわかっていただけたと思います。何も皆さんの自由を奪うものではなく、もっと自由に生きてもらうためのものなのです。
だからこそ、それを守る皆さんもその理由を知っておかなければいけません。理由がわかるからこそ、守ることもできれば忘れることもありません。「言われたから守る」のでは、学生気分のまま。これからはそのルールを後輩に教え、いずれは作る側に回るのです。
良いものは良い。ダメなものはダメ。そうやって自信を持ち、胸を張って生きるためにも、一つ一つ丁寧に疑問を持ち、理解していきましょうね。
では手始めに、その学生証に書いてある規則を読んでみてはいかがですか?そのルールが作られた理由、わかりますか?
【プロフィール】
皆さんがこれから足を踏み入れる「社会」という名の戦場。そこにはたくさんのルールが存在しています。まずはこのルールを理解していくことが何よりも必要なこと。だって全員がこのルールの上で戦っているのですから。
ルールというと「窮屈そう」とか「めんどくさそう」という声が聞こえてきそうです。ですが、それは大きな勘違い。ルールがあるからこそ、自由にのびのび働くことができるのです。今回は、社会のルールはなぜ存在するのかについて、わかりやすく解説していきます。
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◆身近なところにあるルール
さて皆さんは、「ルール」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。世の中にはいたるところにルールが存在しています。皆さんだって多くを経験しているはずです。
例えば、学校には校則というルールがあります。そしてきっと部活などにもあるでしょう。先輩から受け継がれた伝統や、やらなきゃいけないこと、やってはいけないことがあったはず。それもルールです。
家庭にだってルールはあります。帰ったら「ただいま」と言いましょうとか、夜6時になったらご飯を食べるとか。友達との間にも、言ってはいけないことや、友達の間でしか使えない言葉みたいなものがありませんでしたか?それもルールの一つと言えます。
このように、身近なところにも様々なルールがあり、知ってか知らずか、守らなきゃいけないという意識を持ちながら過ごしてきたことと思います。では、社会に出るとどのようなルールがあるのでしょうか。少しだけひも解いてみましょう。
◆社会にあるルール
社会にもたくさんのルールがあり、みんなこれを守りながら生きています。そしてその中で働いているのです。
最も大きなルールはきっと、法律でしょう。これを守らなければ、犯罪者になって逮捕されることもあります。日本国民の最低限のルールと言えます。でもそれだけじゃありません。人として犯してはいけないものもあります。例えば倫理や道徳です。
人に暴力をふるうのは、法律でダメだからと書いてあるからじゃないですよね。そもそも道徳的にやってはいけないことです。明確に書いてなかったとしても、マナーや常識といった目に見えないルールも存在していると知っておかなければいけません。
それは、建設業界といった限定的なところにも存在し、業界の常識、専門用語みたいなものも一つのルールと言っていいでしょう。そしてもちろん会社にだって規則があります。社内規則もそうですし、開業した当時からある雰囲気、社風みたいなものもそうかもしれません。
こうやって挙げていくとキリがないくらいに、社会にはとにかく数えきれないほどのルールが存在しているのです。考えただけで息が詰まりそうな気がしますよね。
でも安心してください。ここからの内容を読んでもらえれば、「ルールがあるから自由だ」の意味が分かっていただけるはず。それどころか、ルールのない社会がどんなに不便なのかがわかってくると思います。
◆ルールのない世界がお望み?
それを理解するために、ルールのない世界をイメージするとわかりやすいでしょう。例えばスポーツなんてわかりやすいのではないでしょうか。
では、ルールのないサッカーを想像してみます。みんなが一生懸命に走り回って足でボールを蹴っている中、一人がボールを手に持ち走り出したとしましょう。そしてゴールに向かってポイ。・・・どうでしょうか。楽しいですか?これがルールのないサッカーです。
じゃあルールのない社会ならどうでしょう。みんなが一生懸命に働いて稼いだお金を、こっそり誰かが盗んでもOKな社会。赤信号になっても、急いでいるときにはそのまま通過してよい社会。どうでしょうか。安心して暮らすことはできそうですか?
もしも社会にルールがない場合、これらの事例は全て許されます。だってルールがない以上、だれも怒ることはできないから。こうして考えてみると、世の中には多くの「ズル」をしようとする人たちが現実にいます。
詐欺師や泥棒、嘘つきや簡単に人を裏切る人などなど。日々ニュースを騒がせている人達に記憶はないでしょうか。ルールがない場合、それは日常的に起こることになります。そんな世界で、本当に自由に暮らすことができるでしょうか?という話なのです。
◆ルールがあるから自由
世の中にあるルールは、なぜ存在しているのか。なんとなくわかってきたと思います。結論、「ズルをする人をガードするため」なのです。
みんなが正々堂々と社会で戦い、その努力をしっかりと評価してもらうために、ルールは存在しています。どんな行動をすると認められ、どんな行動だと良くないのか。その基準を設けることが、つまりルールなのです。
世の中にはもともとルールなんてありませんでした。人が集まり、生活するようになったからルールが出来上がってきたのです。これが鉄則であり、つまりすべてのルールには、必ず「理由」が存在するということです。
誰かにケガを負わせると、傷害罪で逮捕されます。このルールはなぜ決められたのでしょうか。わかりますよね。相手にとって良くないことであり、それが誰かの自由を奪うことになるからです。
何度も言いますが、ルールがあるからこそ自由に働くことができ、自由に暮らすことができるのです。ではここから、良いルールと良くないルールの話を少しだけしてみましょう。
◆すべてのルールには理由がある・・・はず
もしも皆さんがこれから入る会社に「9時には出社しなければいけない」という規則が会社にあったとします。これに対し、何も考えずに ”規則だから守る”という生き方もあるでしょう。これでも大きな支障はありません。
でもそこで終わっては皆さんの成長がなく、つまり会社は成長しないことになります。ルールには必ず理由があると言いました。であれば、この規則にだって必ず理由があるはず。そうやって原因を考えるクセを付けてほしいと思います。
なぜそんなことをしなければいけないのか。それは、実は社会には「良くないルール」も稀に存在するからです。はるか昔に決められたルールが、現代でも生き残っているだけのもの。それが邪魔をして、楽しく仕事ができないこともあるのです。
実は何の意味もなく、「やれと言われたからやっている」というただの押しつけになっている可能性があります。会社に染まってしまうと見えなくなるものもあり、皆さんにはもっと柔軟に考えるようになってほしいと願っているからです。
話を戻しましょう。朝9時に出社するのはなぜかを考えるのです。例えば、頭が一番さえる時間だからかもしれません。例えば、お客さんが10時に動き始めるからかもしれません。一番物が売れる時間なのかもしれません。きっと考えればわかるはずです。
もし理由が見つからないルールがあったとすれば、それはもしかしたら良くないルールなのかもしれません。先輩や上司に聞いてみると良いでしょう。良くないものは時代に合わせて変えなければいけないのですから。
◆ルールがあなたの自由を守っている
数限りなく存在しているように見えるルールですが、その一つ一つに理由があるとわかっていただけたと思います。何も皆さんの自由を奪うものではなく、もっと自由に生きてもらうためのものなのです。
だからこそ、それを守る皆さんもその理由を知っておかなければいけません。理由がわかるからこそ、守ることもできれば忘れることもありません。「言われたから守る」のでは、学生気分のまま。これからはそのルールを後輩に教え、いずれは作る側に回るのです。
良いものは良い。ダメなものはダメ。そうやって自信を持ち、胸を張って生きるためにも、一つ一つ丁寧に疑問を持ち、理解していきましょうね。
では手始めに、その学生証に書いてある規則を読んでみてはいかがですか?そのルールが作られた理由、わかりますか?
【プロフィール】
武田祐樹(たけだひろき)
HT RaisePLAN 代表
総合建設業に17年在職し、官民問わず数多くの実績を積む。
建設業の効率的な働き方を実現するため、
現在はオンラインを中心に活動し、
中小企業デジタル化応援隊事業(中小企業庁)のIT専門家としても活躍。
現在はオンラインを中心に活動し、
中小企業デジタル化応援隊事業(中小企業庁)のIT専門家としても活躍。
【保有資格】
1級建築士、1級建築施工管理技士、1級土木施工管理技士
【運営事業】
◇GENBA Lab.(現場ラボ)運営
◇その他オンライン講師、オンラインセミナー活動も実施
【メディア活動】
◇YouTubeチャンネル【建設業を持ち上げるTV】
https://www.youtube.com/c/nextconstruction
◇音声配信【たけだの作業日報】
https://open.spotify.com/show/2qPIT6VYOzjcp9eBrFODLI
https://www.youtube.com/c/nextconstruction
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