#5 ところで「施工」を「管理」するってどういうこと?
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建設現場において、「建てたい」と思う施主の想いを、実際に「建てる」ことのできる職
人さんへつなげること。これが施工管理の仕事だと、これまでの記事でお伝えしてきまし
た。もしもまだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてほしいと思います。
#4施工管理って・・・実は「翻訳業」なんです
https://secure.careermap.jp/feeds/2798
これで施工管理の仕事の意味を、ボヤっと理解していただけたと思います。ですが、その
具体的な部分はまだわからないですよね。今回は、施工管理の具体的な仕事内容について、
難しい言葉を使わずに解説してみたいと思います。ぜひ最後まで読んでみてください。
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◆施工管理には4つの仕事がある
建物を建てたいと考えるのは施主さんです。そこが建設業のスタート地点であり、それを実現させるのが僕らの仕事です。簡単に言うと、施主さんの代わりに仕事をすることで、お金をいただいているのです。
そういうと何だか簡単そうに聞こえますよね。ですが実際はそう簡単でもありません。材料を買ってきて組み立てるだけのプラモデルとは違い、何もないところから完成するまでの道のりは、なかなかに難しいものです。
そんな難しい建設現場を、自在にコントロールする役割の僕ら施工管理。その仕事は大きく4つに分けられます。
①安全管理
②工程管理
③品質管理
④予算管理
これらをバランスよくこなすことによって建設現場を動かしているのです。今度は急に難しくなった気がしますか?確かに簡単ではありませんが、でも安心してください。順番に、そしてできるだけわかりやすく解説していきます。
◆ 安全管理➀
現場で働く人や、近くに住んでいる人や通りがかる人たち。建設現場に関連する、すべての人たちの安全を守ることを『安全管理』といいます。その目的は大きく2つあります。
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建設現場において、「建てたい」と思う施主の想いを、実際に「建てる」ことのできる職
人さんへつなげること。これが施工管理の仕事だと、これまでの記事でお伝えしてきまし
た。もしもまだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてほしいと思います。
#4施工管理って・・・実は「翻訳業」なんです
https://secure.careermap.jp/feeds/2798
これで施工管理の仕事の意味を、ボヤっと理解していただけたと思います。ですが、その
具体的な部分はまだわからないですよね。今回は、施工管理の具体的な仕事内容について、
難しい言葉を使わずに解説してみたいと思います。ぜひ最後まで読んでみてください。
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◆施工管理には4つの仕事がある
建物を建てたいと考えるのは施主さんです。そこが建設業のスタート地点であり、それを実現させるのが僕らの仕事です。簡単に言うと、施主さんの代わりに仕事をすることで、お金をいただいているのです。
そういうと何だか簡単そうに聞こえますよね。ですが実際はそう簡単でもありません。材料を買ってきて組み立てるだけのプラモデルとは違い、何もないところから完成するまでの道のりは、なかなかに難しいものです。
そんな難しい建設現場を、自在にコントロールする役割の僕ら施工管理。その仕事は大きく4つに分けられます。
①安全管理
②工程管理
③品質管理
④予算管理
これらをバランスよくこなすことによって建設現場を動かしているのです。今度は急に難しくなった気がしますか?確かに簡単ではありませんが、でも安心してください。順番に、そしてできるだけわかりやすく解説していきます。
◆ 安全管理➀
現場で働く人や、近くに住んでいる人や通りがかる人たち。建設現場に関連する、すべての人たちの安全を守ることを『安全管理』といいます。その目的は大きく2つあります。
・一つは、ケガや事故を未然に防ぐこと
例えば、高いところで作業をする職人さんがいたとして、手すりもないと落ちてしまいますよね。そうならないように、事前に整備することが大切な安全管理です。もちろん整備しっぱなしではなく、毎日毎日点検をすることも重要です。
ただどんなに完ぺきな準備をしたとしても、職人さんの意識が低いと事故は起こります。せっかく「立入禁止」と書いてあっても、ヒョイと乗り越えてしまえば危険なわけです。そうならないように、安全の大切さを何度も伝えていくのも大切なのです。
もう一つは、万が一事故が起きた時のために、備えをしておくこと
人間が仕事をする以上、万が一けがをすることだってあります。そんな時、先頭に立っている僕ら施工管理があたふたしているわけにはいきません。だから、いつでもしっかりと備えをするのです。応急処置ができるよう常備品を確保したり、緊急連絡先を明確にしたりしています。
事故が起きたとして、もう二度と同じことを起こさないように見直しもします。そのためには、日々の安全活動を記録し続けることも大切。非常に地味ですが、その一瞬のために監理をし続けなければいけないのです。
どこかで「安全✚第一」と書かれた緑色の看板や旗を見たことはありませんか?建設業はどの現場も等しく、安全を一番に考えています。だからこそ、新人さんに最初に学んでもらうものは、おのずと安全になります。
もしもそれができなければ、当然それ以上の仕事はさせられません。最も基本であり、かつもっとも重要なのが『安全管理』だということ、わかっていただけたでしょうか。
◆ 工程管理②
建物を建てたいと思った時「いつ完成するのかわかりませんが、頑張ります!」と言われると困りますよね。現場には必ず、決められた期間「工期」があります。その期間の中で、無理なく工事を終わらせるように、スケジュールを調整することを『工程管理』といいます。
早く終わらせようと焦ると、ミスや事故が起こってしまいます。かといって、ゆっくりだらだらしても緊張感がなく、結局ミスや事故は起こってしまいます。早くても遅くてもうまくいかないという、絶妙なバランスをとりながら、施工管理は日程を調整するのです。
ただうまくいくことばかりではありません。現場では予測のできないことだって起こります。台風が来てみたり、大雪が降ってみたり。また人間である以上、ミスだって起こります。そんな不測の事態が起こるたびに「間に合わなくなりました」と言っていてはキリがありませんよね。
経験の中で予測しながら、職人さんが迷わないように工事の順番を明確に決めていかなければいけません。そして決めた工程に対し、それ通り進むように調整をするのも大切。早くも遅くもない速度で工事を進めるよう、コントロールしていくのが『工程管理』なのです。
◆③品質管理
安全に、そして期間内に工事は完成したとしましょう。でも床は斜め、ドアが開かない、雨漏りがする。それじゃ満足しませんよね。施主さんが思い描いたイメージを、絵にしたものが設計図です。そこで要求されている性能を、しっかりと守って造ること。それが『品質管理』です。
設計図などには、様々なことが書いてあります。丈夫な建物にしなさい。丁寧に施工しなさい。順番は守りなさい。色はこうなります、などなど。使用する材料や、細かい寸法に至るまでたくさんの情報が記載されています。
それを嚙み砕き職人さんに伝え、問題なく工事をしているのかを毎日チェックしていきます。もちろんミスだって起こります。でも「人間だからしょうがないでしょ」というのは、施主さんにとっては関係のない話。修正しながらでも、要求されたものを作らなければいけないのです。
使い勝手良く、美しいものに仕上げるため、経験値と誠実さを武器に完成させるのが『品質管理』です。手間暇をかけるほどに、ちゃんと良いものができていくのです。
◆ 予算管理④
何か買い物をするとき、予算はありますよね。建物も同じことで、無駄遣いせずに効率よくお金をやりくりしていくことが『予算管理』というものです。「1億円で建物を建ててください」とお願いされたのに、「すいません、2億円かかっちゃいました」というわけにはいきません。約束が違います。
お金を施主さんからあずかり、その予算の中でやりくりし工事を完成させます。しかもその中から、自分たちの利益も生み出すことが必要です。だって皆さんの給料は、この利益から生み出されるのですから、とても重要な部分です。
たくさんの職人さんたちと金額交渉をし、適正な価格で良い仕事をしてもらいます。そして担当の工事が終わったら、しっかりとお金を支払います。こういうお金を管理するという業務も、実は施工管理の大切な仕事の一つなのです。
よく「儲けるのは悪いこと」のように思われますが、そんなことはありません。利益はあなたの給料であり、だから会社は続けていけます。もしタダで仕事をすると、仕事を続けられずに迷惑をかけることになります。工夫をしながら、最大限の利益を生み出す『予算管理』は、とでも大切なわけですね。
◆まとめ
「施工」を「管理」するということ、イメージができてきたでしょうか。ただ、実際の業務はこんなにきちんと分かれているわけではありません。わかりやすく4つに分けただけであり、結局は全部僕らの仕事です。
こんな業務を、僕らは毎日毎日続けています。難しそうだなと感じましたか?そりゃそうです。人の命を預かり、多額のお金を預かり、大きな建物を完成させるのですから。どんなときにも油断はできません。
難しいからこそ、生涯をかけて挑んでもよい職業なのではありませんか?アルバイトのように、数日でコンプリート出来る単純作業を、何十年もやりたいですか?
知らないことがどんどん出てきて、完璧な仕事などない。そんな仕事だからこそ、僕は飽きることなくワクワクし続けていけるのです。施主の夢を、職人の腕で実現する。その間にたち、全てをコントロールする仕事。やりがいしか見当たらないのが、施工管理なのです。
【プロフィール】
ただどんなに完ぺきな準備をしたとしても、職人さんの意識が低いと事故は起こります。せっかく「立入禁止」と書いてあっても、ヒョイと乗り越えてしまえば危険なわけです。そうならないように、安全の大切さを何度も伝えていくのも大切なのです。
もう一つは、万が一事故が起きた時のために、備えをしておくこと
人間が仕事をする以上、万が一けがをすることだってあります。そんな時、先頭に立っている僕ら施工管理があたふたしているわけにはいきません。だから、いつでもしっかりと備えをするのです。応急処置ができるよう常備品を確保したり、緊急連絡先を明確にしたりしています。
事故が起きたとして、もう二度と同じことを起こさないように見直しもします。そのためには、日々の安全活動を記録し続けることも大切。非常に地味ですが、その一瞬のために監理をし続けなければいけないのです。
どこかで「安全✚第一」と書かれた緑色の看板や旗を見たことはありませんか?建設業はどの現場も等しく、安全を一番に考えています。だからこそ、新人さんに最初に学んでもらうものは、おのずと安全になります。
もしもそれができなければ、当然それ以上の仕事はさせられません。最も基本であり、かつもっとも重要なのが『安全管理』だということ、わかっていただけたでしょうか。
◆ 工程管理②
建物を建てたいと思った時「いつ完成するのかわかりませんが、頑張ります!」と言われると困りますよね。現場には必ず、決められた期間「工期」があります。その期間の中で、無理なく工事を終わらせるように、スケジュールを調整することを『工程管理』といいます。
早く終わらせようと焦ると、ミスや事故が起こってしまいます。かといって、ゆっくりだらだらしても緊張感がなく、結局ミスや事故は起こってしまいます。早くても遅くてもうまくいかないという、絶妙なバランスをとりながら、施工管理は日程を調整するのです。
ただうまくいくことばかりではありません。現場では予測のできないことだって起こります。台風が来てみたり、大雪が降ってみたり。また人間である以上、ミスだって起こります。そんな不測の事態が起こるたびに「間に合わなくなりました」と言っていてはキリがありませんよね。
経験の中で予測しながら、職人さんが迷わないように工事の順番を明確に決めていかなければいけません。そして決めた工程に対し、それ通り進むように調整をするのも大切。早くも遅くもない速度で工事を進めるよう、コントロールしていくのが『工程管理』なのです。
◆③品質管理
安全に、そして期間内に工事は完成したとしましょう。でも床は斜め、ドアが開かない、雨漏りがする。それじゃ満足しませんよね。施主さんが思い描いたイメージを、絵にしたものが設計図です。そこで要求されている性能を、しっかりと守って造ること。それが『品質管理』です。
設計図などには、様々なことが書いてあります。丈夫な建物にしなさい。丁寧に施工しなさい。順番は守りなさい。色はこうなります、などなど。使用する材料や、細かい寸法に至るまでたくさんの情報が記載されています。
それを嚙み砕き職人さんに伝え、問題なく工事をしているのかを毎日チェックしていきます。もちろんミスだって起こります。でも「人間だからしょうがないでしょ」というのは、施主さんにとっては関係のない話。修正しながらでも、要求されたものを作らなければいけないのです。
使い勝手良く、美しいものに仕上げるため、経験値と誠実さを武器に完成させるのが『品質管理』です。手間暇をかけるほどに、ちゃんと良いものができていくのです。
◆ 予算管理④
何か買い物をするとき、予算はありますよね。建物も同じことで、無駄遣いせずに効率よくお金をやりくりしていくことが『予算管理』というものです。「1億円で建物を建ててください」とお願いされたのに、「すいません、2億円かかっちゃいました」というわけにはいきません。約束が違います。
お金を施主さんからあずかり、その予算の中でやりくりし工事を完成させます。しかもその中から、自分たちの利益も生み出すことが必要です。だって皆さんの給料は、この利益から生み出されるのですから、とても重要な部分です。
たくさんの職人さんたちと金額交渉をし、適正な価格で良い仕事をしてもらいます。そして担当の工事が終わったら、しっかりとお金を支払います。こういうお金を管理するという業務も、実は施工管理の大切な仕事の一つなのです。
よく「儲けるのは悪いこと」のように思われますが、そんなことはありません。利益はあなたの給料であり、だから会社は続けていけます。もしタダで仕事をすると、仕事を続けられずに迷惑をかけることになります。工夫をしながら、最大限の利益を生み出す『予算管理』は、とでも大切なわけですね。
◆まとめ
「施工」を「管理」するということ、イメージができてきたでしょうか。ただ、実際の業務はこんなにきちんと分かれているわけではありません。わかりやすく4つに分けただけであり、結局は全部僕らの仕事です。
こんな業務を、僕らは毎日毎日続けています。難しそうだなと感じましたか?そりゃそうです。人の命を預かり、多額のお金を預かり、大きな建物を完成させるのですから。どんなときにも油断はできません。
難しいからこそ、生涯をかけて挑んでもよい職業なのではありませんか?アルバイトのように、数日でコンプリート出来る単純作業を、何十年もやりたいですか?
知らないことがどんどん出てきて、完璧な仕事などない。そんな仕事だからこそ、僕は飽きることなくワクワクし続けていけるのです。施主の夢を、職人の腕で実現する。その間にたち、全てをコントロールする仕事。やりがいしか見当たらないのが、施工管理なのです。
【プロフィール】
武田祐樹(たけだひろき)
HT RaisePLAN 代表
総合建設業に17年在職し、官民問わず数多くの実績を積む。
建設業の効率的な働き方を実現するため、
現在はオンラインを中心に活動し、
中小企業デジタル化応援隊事業(中小企業庁)のIT専門家としても活躍。
現在はオンラインを中心に活動し、
中小企業デジタル化応援隊事業(中小企業庁)のIT専門家としても活躍。
【保有資格】
1級建築士、1級建築施工管理技士、1級土木施工管理技士
【運営事業】
◇GENBA Lab.(現場ラボ)運営
◇その他オンライン講師、オンラインセミナー活動も実施
【メディア活動】
◇YouTubeチャンネル【建設業を持ち上げるTV】
https://www.youtube.com/c/nextconstruction
◇音声配信【たけだの作業日報】
https://open.spotify.com/show/2qPIT6VYOzjcp9eBrFODLI
https://www.youtube.com/c/nextconstruction
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