すべての料理はワゴンの上に
IL Brioは「すべての料理はワゴンの上に」というコンセプトで運営しています。
ワゴンの上に並べた食材を、お客様自らお選びいただき、それをご指定いただいた通りにシェフが調理するというスタイル。
これは、私のルーツでもある「キャンティ」という老舗イタリアンレストランで採用していたものをさらにブラッシュアップさせたものです。キャンティでは基本のメニューがあり、選んでいただいた食材をメニューに沿って調理し、お出しするスタイルでした。
あるとき、常連のお客様から「お前の仕事は、まず、いい食材を俺のところに持ってくることだ」と言われたのです。そして、食材の目利きの大切さをよく諭してくださいました。
それからというもの、そのお客様には旬の食材をご覧いただくようになりました。すると、「それならこうして食べるとおいしいか」などと調理の話に花が咲くようになりました。
そして、その通りに調理すると、とても満足気に召し上がるのです。こうやって対話をしながら、お客様が主体となって一緒にメニューをつくり上げていく。その対話の時間を経ることで絆が生まれ、そのお客様にとって最高のお料理が完成する。それに気づき、現在のスタイルに至りました。
お客様とのコミュニケーションから生まれる大切な絆
接客はホールスタッフの仕事です。お席までワゴンで食材を運び、そこで調理方法を含めたお話をします。ほとんどのお客様は戸惑われるので、そこはこちらからのご提案で上手にサポートします。
それ以外にも、さまざまなお話をする中でお客様との絆を深めていきます。特に、誕生日や記念日でお越しになるお客様が多いため、会話の中でお祝いして差し上げるなど、それぞれ機転を利かせ、より良い時間を演出します。
著名人や有名人の常連様も多数。すべてのスタッフに求められるプロ意識
IL Brioに限らず、私たちが運営するレストランには、有名な経営者の方や政治家、芸能関係のお客様など、VIPが数多く訪れます。
有名な方との関わりが持てることはある意味魅力でもありますが、反面、こちらの技量が試されることにもなります。
一流の方は一流を知っています。私たちはその方々と対峙し超一流をご提供しなければなりません。キッチン・ホール・レセプション、すべてのスタッフが高いプロ意識をもって、常に最高のパフォーマンスを発揮することが求められます。
そして、ご提供する食材も当然厳選した上質なものだけを扱います。上質なものは価格が高くて当然という感覚のお客様ばかりです。スタッフのパフォーマンスもそうですが、どれか一つでも妥協をすれば、お客様は離れていってしまうでしょう。
これからの東京プレミアムダイニングとは
新型コロナウィルスのパンデミックで世の中の外食産業が危機的な状況となったこともありました。しかし、私たちのお店は、お客様からご愛顧いただくことで、何とか乗り切りここまで営業してきました。
そして、当社のブランド価値は、年を追うごとに高まっています。これからも、さらなる精進と質の高いサービスを継続させ、顧客満足度第1位の獲得を目指して励みたいと考えています。
今後は、世界で50位以内に入るレストランを目標に、お客様のためのレストランであり続けていきます。
