「働く」ではなく「修業する」という考え方
ここでの毎日を、私たちは「働く」ではなく「修行」と考えています。決められた仕事を対価のためにこなすのではなく、料理を極めるために自分を高め続ける。それが、私たちの言う修行です。
技術は一朝一夕には身につきません。素材を感じ取る力も包丁さばきも、時間と回数を重ねて、ようやく自分のものになります。その長い道のりを投げ出さずに歩み続けるには、腕だけでなく、素直さや折れない心が欠かせません。だから私たちの修行は、技術と同じくらい、考え方や精神面を鍛えることを大切にしています。
もちろん、その道は厳しい。ただ、「厳しさ」と「きつさ」は違います。やらされていればきつく感じますが、料理が好きで、いいものを作りたいという原動力があれば、厳しさはやがて楽しさに変わります。本気で向き合うあなたにとって、ここでの日々は、登り甲斐のある山そのものです。
職人が育つために設計された「理想の店」
この店は、親方が「もし自分がここで修行するなら」という視点で、一つひとつ環境を整えてきた場所です。国内外の数多くの厨房を経験してきた親方が、冷蔵庫の数や作業台の高さにまでこだわり抜いて設計しました。そうして生まれた広々とした厨房と設備は、職人が育つことを考えた、あなたのための環境です。
その考え方は、待遇にも表れています。業界でも高水準の給与、寮完備、毎日三食の賄い、日曜定休。修行だけに打ち込める土台を、店としてすべて用意しました。
入社後は、まず三ヶ月かけて掃除と洗い物を徹底的に身につけ、見習いを経て弟子へ。最低三年の修行を積めば、「佐々で修行した」と名乗ることが認められます。その先、共に店を盛り上げてくれる人には、独立を後押しする道も考えています。
技術は隠さない。すべてを教えて、繋いでいく
私たちは、技術を一切隠しません。親方自身が師匠たちから技術を教わってきたからこそ、次は自分が伝える番だと考えているからです。だから、聞けば何でも、理由まで含めて教えます。技術は独り占めするものではなく、受け継いでいくもの。レシピのない味付けも、食材ごとの見極めも、親方が営業中にお客様へ語る説明も、この店ではすべてがあなたの学びになります。
学べるのは、日本料理だけではありません。隣で親方が手掛ける「つくし寿司」で鮨を学ぶ道や、親方が営む上海の店で海外に挑戦する道もあります。
まずは一日だけのアルバイトからでも構いません。この店の空気を確かめに来てください。本気で職人道を歩みたいあなたを待っています。
