志津屋といえば“カルネ”
1948年に京都・河原町で「町のパン屋さん」としてスタートした志津屋は、現在京都市内を中心に22店舗を展開!多くのご家庭の食卓やティータイムを彩る多彩な商品ラインナップを誇る中でも“カルネ”は多くのメディアでも取り上げられ、1日1万個が売れることもあるほどの大人気商品です!
しかし……
「カルネ」はもちろん大切な商品ですが、種類でいえば“サンドイッチ”の部類。もっと“パン”にフォーカスした新商品づくりにも力を注いでいきたい!そんな思いも含めて、志津屋では毎月のように季節も意識した新商品を5~7種類ほど発売。
お客様からご好評をいただいた商品の中から、レギュラー商品になったものもあります。
本記事では、この志津屋の“ものづくり”の裏側をお伝えします。
新商品企画の主役を若手にバトンタッチ!
実のところ、近年までは工場長である私をはじめ経営に近い層が、社員からの提案をもとに商品企画会議を行い、商品化を決定してきました。しかしニーズの多様化などを踏まえ、会議も若手メンバーに任せることにし、結果を報告してもらう体制に変更。
とはいえ、経験やノウハウ不足な面はまだまだあるため、外部の講師をお招きしてアイデアやアドバイスをいただく機会を設け、実際に製造ラインへの落とし込みに関してもご教示いただくなど、現場に即して学べるようにしています。
[工場長 鳥居]
【新商品誕生までの流れ】
▼月ごとのテーマをもとに商品を企画
2月は「バレンタイン」、4月は「桜」、10月は「ハロウィン」、12月は「クリスマス」…といったように、季節のイメージやイベントを題材にテーマを決定。
販売時期の約2~3カ月前に行われる商品企画会議への提出に向けて、本社工場での講習会に参加したり、パンに使用する材料メーカー(ナッツやドライフルーツ、チョコなど)からの情報や資料を参考に企画を練ります。
▼商品の試作
イメージ通りの味・形に実際に仕上がるよう、試作を重ねます。
「なかなか思った通りに形にならず、苦労しました」と言うのは6年目の千股さん。入社2年目の秋に商品として採用されたハロウィンをテーマにした“ケーキパン”の完成までに、何度も失敗を繰り返したそう。
「焼き上がりはキレイにできても、中に入れているカボチャとクルミのフィリングとパンの隙間に空間ができてしまい、形状を変えたりフィリングを増やしたり…と調整したんですがなかなか解決せず。そんな時に先輩にアドバイスをもらって無事解決!しかも商品化されて、お客様からも好評をいただけました!」と当時を振り返ってくれました。
▼商品企画会議
会議には製造部門のスタッフだけでじゃなく、店舗での喫茶や販売部門、包装部門のメンバーも参加。
見た目や味だけではなく、店頭に並べやすいか、包装しやすいか…といった様々な側面で意見を出し合います。
10月の取材時の会議では、2月のバレンタインをテーマにした新商品の審査。今回の会議だけで決定するのではなく、いくつか候補を絞り込んだ後、この会議で出た意見をもとにブラッシュアップし、工場が併設されていない店舗分を本社工場で量産できる工程を確立して最終的に商品化が決まるそうです。
▼いよいよ新商品の発売へ!
毎月の新商品を楽しみに来店くださるお客様も多数いらっしゃいます。ここからが新たな“志津屋の顔”となる商品への道のスタートです!
【あなたにも“ポスト・カルネ”となる商品を生み出すチャンスが!】
歴史ある京都には『100年企業』は多々あります。どこの店・会社も共通しているのは、長年築き上げてきた歴史やノウハウを引き継ぎながらも、常に新たな挑戦を続けてきているということ。
私たち志津屋も、100年企業に仲間入りすべく「ボトムアップ型企業」へと転換中!
新卒入社された方にも、若いうちにチャンスは豊富にあります。ぜひ“カルネ”に負けない…むしろ追い越すような商品づくりに向けて、当社が培ってきた長年のノウハウを身につけてくださいね!
