「文化洋食店」は1984年の創業以来、常に新しい発想を取り入れた料理を生み出すことで、名古屋の洋食界を牽引してきました。洋食というジャンルは一見すると決まった型があり、カニクリームコロッケやハンバーグ、カツレツなど定番の料理が並びますが、私たちはそこに“ひと工夫”を加えることで、新鮮で驚きのある一皿を生み出し続けてきました。
◎手間暇かけて到達する味の秘訣
看板商品の一つであるカニクリームコロッケは、その象徴的な存在です。一般的にはホワイトソースで仕上げますが、当店ではあえて出汁をベースにしています。通常の3倍量の玉ねぎをカラメル状になるまで炒め、マッシュルームとともに二日間かけてじっくり煮詰めます(こうして旨味を凝縮させるのはフランス料理の技法です)。そこに白ワインやカニを加えてさらに煮詰めることで独自の深い味わいを引き出し、日本ならではの「白いご飯」と相性の良い一皿に仕上げています。濃い味付けを好む名古屋の方々にもご満足いただける味わいとなっています。
また、レシピは長年の創意工夫を重ねて辿り着いた“秘伝”ではありますが、社員にはすべて公開しています。誰もが基礎から学び、やがて自分の手で同じ味を再現できるようになる。それも文化洋食店の強みです。
◎期間限定メニューにもひと手間、ひと工夫
定番メニューだけでなく、季節ごとのメニュー開発にも力を入れています。社長をはじめ料理好きなスタッフがアイデアを出し合い、試作を重ねて完成する商品の中には、毎年お客様から「今年も食べたい!」とリクエストをいただくメニューも多数。夏のトマトハンバーグ、秋のモックドビーフ(自家製スパイシーベーコンでハンバーグを巻き上げた料理)などはその一例です。季節限定メニューにもひとさじの発想を加えて工夫を凝らすところに、「文化洋食店」らしさが垣間見えます。
◎デザインの視点がオンリーワンにつながっています
もうひとつの私たちの強みは、料理のペースに「デザインの視点」があることです。社長が20代の頃、その道で学んだ経験があり、味の作り方から調理法、盛り付け、器の使い方に至るまで、あらゆるところにデザインの視点が取り込まれています。「縦のものを横から見る」など既存の枠を超える視点をもち、常にちょっとした変化を加えることで、お客様に「他とはちょっと違う」と感じていただける一皿を作り出しています。
・・・・・・・・・・
私たちが目指すのは、流行で一時的に話題となる料理ではなく、日本の文化としての洋食をブラッシュアップし、根付かせていくこと。これからも名古屋の洋食文化を築いた草分けとして、一皿ごとに工夫と誠意を込めた「身近な洋食」を追求し続けます。手仕事の基本から最新の調理設備を用いた調理まで、幅広い技術と経験を身につけたい方は、ぜひ一度会社見学にお越しください。お待ちしています。
