仕事を始めたとき、多くの新人さんはこう考えます。「先輩の仕事を手伝っている」と。先輩は大変な仕事をしていて、自分は何もできない。だから、少しでも役に立つために、できることを手伝おう。そういう考えになってしまうのです。
ところが、実はそういう考え方では、いつまでたっても成長できません。今回は、これから就職しようとしている人たちへ、入ってからの仕事の仕方、考え方についてお話したいと思います。ぜひ、最後まで読んでいただき、スタートダッシュを決めてくださいね!
◆新人が先輩を手伝う
「手伝う」という言葉があります。この言葉は、他の人の行動を支えるために、自分が協力することを指します。つまり、本来はできる人ができない人に対してサポートすることが基本的な考え方です。たとえば、足の不自由な人をおんぶすることもそうです。
そう考えると、先輩と新人が同じ環境にいる場合、通常、どちらが手伝う側であり、どちらが手伝ってもらう側であるべきかはわかりますよね。新人はまだまだ何もわからないため、本来は先輩が指導し、サポートするべきです。
にもかかわらず新人が先輩の仕事を手伝う姿勢を持つと、どうなるでしょうか?新人はすでにできることだけをやり、新しいスキルや知識を習得することはできなくなります。そもそも成長は、できなかったことができるようになるプロセスですよね。
でもみなさんも、将来的には先輩と肩を並べて仕事が出来なければいけません。今は多くの失敗を経験し、時には叱られることもあっても、数年後には確実に成長し、仕事を遂行できるようにならなければいけないのです。
◆仕事における「ゴール」って?
ではどうすれば成長でき、何を意識して業務をこなせばいいのでしょうか。難しく考えてしまいがちなのですが、答えはとてもシンプルです。手伝うのではなく、手伝ってもらうことを意識する。これだけです。
要するに、主従関係を逆にするのです。わかりづらいかもしれませんが、この意識はとても重要なポイントです。多くの人たちは、この考えを持つことが出来ずに、成長が止まってしまいます。なのできちんと理解をしておいてほしいと思います。
まず、仕事を始める皆さんが、見据えるべきゴールは何だかわかりますか?きっと、うまくコピー機がうまく使えるようになることではありませんよね。答えは「一人前になること」です。
では一人前になるということはどういう事でしょうか。それは「自分で考え、行動できること」です。次何をしたらいいですか?と聞いている内は、一人前になんてなれません。何をすべきかを考え、自分で決めていかなければいけないのです。
それがゴールならば、当然それに向かって進むことが重要なはず。自分の足でしっかりと立たなければいけないはずです。なのに、誰かを手伝っている場合ではありません。それに早く気付くかどうかが、結局早く一人前になれるかどうかなのです。
◆自立している人の頭の中
基本的な仕事は、先輩がやる。あなたはそのサポートをする。この構図では、いつまでたっても主役になれるはずがありません。「手伝いのうまい人」を目指すのなら話は別ですが、そんなのごめんですよね。
であれば、「与えられた仕事をやる人は、自分以外にいない」と意識しましょう。わかりやすく例えるなら「もういい加減、好きにさせてくれよ!」といいながら、親からの仕送りはきっちりもらっているイメージです。
きっと「仕送りさえくれれば、ちゃんと一人で生きていける」という気持ちでしょう。基本的には、それでOKです。「仕送りをもらえないと生きていけない」と考える人は、誰かに依存して成長できない人の考え方ですから。自分の足で立っている証拠と言えます。
改めて言いますが、仕事において成長できる人は、常に「いつかは自分が一人でやる」ことを意識しながら進む人です。「教えてくれないとできない」ではなく、「教えてくれればできる」と考える人が、自立できる思考なのです。
◆自立するための最初の一歩
ここまで、少し話が難しかったかもしれません。ではここから、結局どうすればいいのかについてお話をしていきましょう。
まず、何か業務を指示されたとしましょう。その時、まずはっきりと「わかりました!」と声に出すことです。やったことないとか、聞いてみてからにしますとか。そんなことを言っては、成長はできません。
何度も言いますが、できることをやるのは「手伝い」であり、成長のためには「挑戦」が必要です。つまり、できないことをできるようにならなければいけないのです。だから、なんでもかんでも「わかりました!」ということから始めましょう。
「そんなこと言っても、失敗したらどうするんだよ!」という人もいるでしょう。ですが、失敗することは、全然だめなことではありません。今言われた指示を、できるようになることが将来にわたる仕事のゴールなら、それでいいでしょう。
ですが、そうじゃないですよね。ゴールは「最終的に一人前になる事」であったはず。そこがゴールなら、今失敗することはただの途中。数年後に一人前になっていれば、今何が起こっても関係ありません。
一人前になるために、できなかったことを、可能な限り早く、片っ端からできるようなった人が、つまり「成長の早い人」なわけですから。常にゴールを見据えておきましょう。
◆次は「自分ごと」にすること
指示を出されたとき、まずは大きく返事をすること。これが第一です。その次はどうするのかというと、「自分がやる」と決めることです。「できなかったら誰かやってくれる」とか、「ミスっても俺新人だし」と考えてはいけません。
そんなめんどくさい言い訳を考えても仕方ないのです。なぜなら、最後は一人前になる事がゴールなのですから。できるようにならないといけないのです。だから、言われた仕事は、自分がやるべき使命だと考えましょう。
そして、その指示を自分でやるために必要なことは何だろうかと考えるわけです。そこで出てきた答えが「やり方がわからない」のなら、一番知っている人に聞けばいいのです。それが先輩なら、先輩に聞く。ただそれだけの判断をするのです。
何はともあれ、言われたことをやろうとしてみましょう。そして完成するまでをイメージしてみましょう。どのくらいかかりそうか、詰まるところはどこか、自分ひとりでできそうか。それが考えられたら、まずは自分事になっている証拠。
やったことがなくても、間違えそうだったとしても、それが自分事なら全く問題ありません。やったことなくても、やればいいから。間違えたら、直せばいいから。ゲームを買ってきて、やったことがないと中止しますか?間違えそうだと中止しますか?
しませんよね。とりあえずやってみるはず。わからないところは調べて。間違えたら、やり直して。そうやってできるはずなのです。それと全く同じ感覚で構いません。いや、もっと簡単かもしれないですね。
だって、攻略法を知っている先輩がいます。わからないなら、一緒に考えてくれる上司がいます。間違えても、やり直せばいいのもゲームと一緒です。要するに、自信を持って挑戦することが大切だという事なのです。
◆先輩の仕事は手伝ってはいけない
改めてお話ししましょう。先輩の仕事を、手伝ってはいけません。もっと正確に言うと、手伝うという意識で仕事をしてはいけないということです。なぜなら、いつか自分だけでやる日が来るからです。
この業務は、その時になっても困らないように練習させてくれているだけ。だからこそ、仕事は常に「自分ごと」でなければいけません。何度も言いますが、最後は一人前になって、自立して仕事をしなければいけないのです。
自分で考え、自分で決め、自分の足で行動をする。わからないことは聞き、できそうなら自信を持って自分の答えを表現する。それが間違えていたとしても、直せばいいのです。とにかく、思いっきり間違えてください。うまくいけばラッキーです。
いつでも一人前になれる準備を今からしておきましょう。その為に、先輩はいつも近くにいてくれています。あなたの成長にブレーキがかかりそうなときには、力を貸してくれる先輩。彼らを思いっきり使ってください。
それがきっと、あなたの成長となります。結果として、いつか先輩を「手伝う」ことができるようになる方法なのです。
【プロフィール】
【プロフィール】
武田祐樹(たけだひろき)
HT RaisePLAN 代表
総合建設業に17年在職し、官民問わず数多くの実績を積む。
建設業の効率的な働き方を実現するため、
現在はオンラインを中心に活動し、
中小企業デジタル化応援隊事業(中小企業庁)のIT専門家としても活躍。
現在はオンラインを中心に活動し、
中小企業デジタル化応援隊事業(中小企業庁)のIT専門家としても活躍。
【保有資格】
1級建築士、1級建築施工管理技士、1級土木施工管理技士
【運営事業】
◇GENBA Lab.(現場ラボ)運営
オンライン新人研修、効率化サポート
https://genba-lab.com/
https://genba-lab.com/
◇その他オンライン講師、オンラインセミナー活動も実施
【メディア活動】
◇YouTubeチャンネル【建設業を持ち上げるTV】
https://www.youtube.com/c/nextconstruction
◇音声配信【たけだの作業日報】
https://open.spotify.com/show/2qPIT6VYOzjcp9eBrFODLI
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