~introduction~
橋梁や道路などのコンクリート構造物を中心に、土木・補修工事を手がける、朝日土木株式会社の施工管理として活躍する、入社4年目を迎えた奈良さん。密着記事も、今回で第5回目です!
「広島高速5号線」現場に着任して1年が過ぎ、自分でも成長を実感できているとか。この現場を通じて、着任当時を振り返りながら、学んできたことを話していただきました。
>>>密着した社員をご紹介<<<
◆入社年月:2023年4月(現在25歳)
◆出身校:大阪学院大学 経済学部経済学科
入社2年目の終わり頃から現在の「広島高速5号線」の現場に着任。入社当初から信頼を寄せる、ベテランの上司(池田さん)とともに施工管理として活躍中!
大阪の自宅から、遠く離れた広島で現在、家賃全額会社負担でWi-Fi完備のワンルームマンションで一人暮らしを満喫中!自炊中心で着々と貯金額も増加中!?
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最初は「何?」「なぜ?」ということばかり!
今の現場は高速道路の新設工事の現場なんですが、正直なところ現場に入ったばかりの頃は、「何のためにやっている作業なのか」と説明してもらっていても、まずは言われた通りに手を動かしたり、職人さんに伝えるべきことを、上長の言葉そのままに「伝言」するような感じで。目の前のことで精一杯で、その作業が最終的にどんな形につながるのか、まったくイメージできていませんでした。
「ここに部材を入れる理由は?」「なぜこの順番なのか?」
説明を聞いても、完成形が頭に浮かばないので、理解しきれていなかったですね(笑)。例えばコレ。
道路のアスファルトの下は、コンクリートが敷かれてるのかなぁ?というイメージはありましたが、単に平面にコンクリートを分厚く流し込んでいる…くらいにしか思っていませんでした。実際は、こういったボルトを等間隔で埋め込み、強度を高めているんですよね。
それとか…
白い部分は、発泡スチロールの『埋め込み型枠』といわれるもの。コンクリート中に発泡スチロールを埋め込むことで床版の重量を軽くすることを目的としています。
発泡スチロールのベニヤ板は、埋め込み発泡スチロールの上を靴で歩くと削れたり割れたりする可能性があるため、保護するために張っています。
発泡スチロールが敷かれたり、本格的にコンクリートの打設作業をする前の準備段階での状態はこんな感じ。
そもそも、高速道路をつくるのに“発泡スチロール”を使用するイメージが無かったので、作業用資材として置かれていたのを見た時は「何に使うん?」って感じで。様々な面で「へー、そうなんだ」と思うことだらけでした。
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発泡スチロールのベニヤ板は、埋め込み発泡スチロールの上を靴で歩くと削れたり割れたりする可能性があるため、保護するために張っています。
発泡スチロールが敷かれたり、本格的にコンクリートの打設作業をする前の準備段階での状態はこんな感じ。
そもそも、高速道路をつくるのに“発泡スチロール”を使用するイメージが無かったので、作業用資材として置かれていたのを見た時は「何に使うん?」って感じで。様々な面で「へー、そうなんだ」と思うことだらけでした。
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高速道路が完成するまでの流れ
自分も入社して、かなり経ってから「土木工事」全体の流れを理解するようになりました。もちろん、ひとつの会社だけで完成するとは思っていませんでしたが、工事の流れを知ると、どれだけ多くの人が関わっているのか、どれだけの時間がかかるのか、改めて認識するように。
ちなみに高速道路の完成までの流れを、ざっと説明するとこんな感じです。
ちなみに高速道路の完成までの流れを、ざっと説明するとこんな感じです。
自分たちが携わるのはこの③の【施工】になるんですが、この施工の工程がまたかなり細分化されているんです。
施工の流れを詳しく説明すると、以下のような感じになります。
前回のインタビューで、ウチが携わる「アスファルトを敷くための土台」を300~400mつくるだけでも1年半かかると話しましたが、この図で言うと⑥~⑦の部分になります。全ての完成まで10年以上かかることもある…と聞いたことはありましたが、自分が携わってみて納得でした。
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「全体の一部しか見えていなかった」と気づいた。
土木工事っていろいろありますが、地中に埋まる水道管工事などと違って、道路って普段から目にするから、勝手な想像をしやすいもの。ザーッとコンクリートを流した上に、アスファルトを敷くだけ…なんて思っていたのが全然違いましたし、それぞれ別の会社が携わるというのも入社して初めて知りました。
最初は意味が分からなかった作業も、工事が進み、完成に近づくにつれて、
「あの工程があったから今があるんだ」と気づく瞬間が何度もありましたし、「この作業が終わらないと次に進めない」「自分の仕事が次の工程に影響する」というつながりが、理解できるようになりました。
「あの工程があったから今があるんだ」と気づく瞬間が何度もありましたし、「この作業が終わらないと次に進めない」「自分の仕事が次の工程に影響する」というつながりが、理解できるようになりました。
やってみて初めて分かる。
担当する工程が完成して、初めて理解できる。
担当する工程が完成して、初めて理解できる。
そんな“後からの答え合わせ”の積み重ねで、仕事全体の見え方や土木工事に関する視点が変わっていきました。
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現場で気付いた“行動一つひとつの意味”
さらに大きな気づきは、「この仕事は誰のためにあるのか」という視点。道路は、完成すれば多くの人が当たり前のように、安心して使うものです。
でも、その“当たり前”をつくりあげるための作業が数々あったということを知りました。
でも、その“当たり前”をつくりあげるための作業が数々あったということを知りました。
例えばこの「伸縮装置(エクスパンションジョイント)」は、道路面が自動車の振動や夏の暑さ・冬の寒さで伸び縮みすることがあるため、隙間をつくっているだけではなく、万が一の大きな地震でも倒壊したり道路の表面が割れてしまったりしないようにするために、設置されているんです。
また、その「当たり前の安心・安全」は、施工中の現場でも最優先。
工期は決められているとはいえ、急いで事故が起こればすべてが止まってしまいますから。
工期は決められているとはいえ、急いで事故が起こればすべてが止まってしまいますから。
整理整頓もその大切な「当たり前の安全」をつくるための一つ。
すべての行動や作業には意味があり、それは「使う人の安全」と「施工管理として安全な現場をつくる責任」につながっていました。
近隣の方への配慮や、現場でのコミュニケーションも同じです。コミュニケーションってただ仲良く話をするだけのものではなく、日々の会話を通じて互いを知ることで、作業の現場でも声を掛け合ったり、「こうしてほしい」という作業の場面での指示でもすんなりと意思疎通ができるようにするためのもの。
技術だけでなく、“人として成長できる”仕事だと実感しています。
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ここで学んだことを、次の場所で!
入社4年目を迎え、自分の仕事や作業に意味がある…という意識で取り組めるようになりました。
まだすべてを理解できているわけではありませんが、自分の目の前のことだけではなく、全体を意識しながら仕事に向き合えるようになった、と思います。
そういった点を会社も評価してくれているのか、実は2カ月ほどこの現場を今度は離れることになるんです。
これまでの現場は、上長の指示をもとに現場を管理することが大半。とはいえ、最近は自分の考えで、現場に指示を伝えたり判断したりする機会も増えていました。
今度、ここほどの大きな規模の現場ではありませんが、自分が主体となって現場を任せてもらえることに!大きくない現場だとはいえ、2カ月間の工期ですからそれなりに長期間。
不安がない…というと嘘になりますが、この現場の上長も以前に携わった現場で指導してくれた先輩も、いつでも相談に乗ってくれる人ばかり。一緒に現場にいなくても「支えてもらえてる」という気持ちで、前向きに挑戦していきたいと思います!
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今回は高速道路工事についてよりわかりやすくご紹介しつつ、この1年と少しで奈良さんが経験を通じて学ばれたことをご紹介しました。
