「アルカション」という名に込めた想い
店名のアルカションは、オーナーシェフ森本が修行したフランス・ボルドー地方の港町に由来します。大西洋に面した小さな街で出会ったのは、華やかな一流店ではなく、生活の中に自然と溶け込むようなパティスリーでした。仕事帰りに家族へのお土産を買ったり、来客用にケーキを用意したり――人々の暮らしに寄り添い、何気ない日常を豊かにする存在。森本はその文化に感銘を受け、日本でも同じように「気軽に立ち寄れ、誰にとっても身近な菓子屋」でありたいと願っています。
アルカションのカヌレやデュネットには、その精神と技術が込められています。派手ではなくとも、ひと口で余韻が残り、心に温かさを与える。そんなお菓子を通じて「当たり前に喜んでもらえる」時間を届けることこそ、シェフがこの店に込めた想いなのです。
広々とした厨房と自由な雰囲気が生む、働きやすさ
アルカションの職場環境を一言で表すなら「のびのび」。都内のパティスリーとしては珍しく、2フロアに分かれた広い厨房を持ち、1階では焼き菓子やパン、2階では生菓子やチョコレートを製造。混雑せず動きやすい環境は、働く中でのストレスも少なく、職人として集中して技術を磨く上で大きなメリットです。
また、清潔であれば髪型やアクセサリーは自由。お菓子づくりに必要なのは外見の統一ではなく、一人ひとりの責任感だと考えています。現場では、先輩が新人にオーブンの焼き上がりを一緒に確認させたり、仕上げの飾りを見せながらアドバイスをしたりと、自然な形での学びが日常的にあります。堅苦しさのない雰囲気の中で、互いに声を掛け合い、支え合いながら仕事を進める。そんな環境だからこそ、初めてでも安心して成長できるのです。
挑戦を後押しする試作文化と、先輩から学べる独立支援
アルカションには「やってみたい」を形にできる風土があります。スタッフは自由に試作を行い、仲間同士で試食・意見交換を重ねます。その中から実際に商品化されたケーキや焼き菓子もあり、自分のアイデアが店頭に並ぶ経験は何にも代えがたい達成感につながります。挑戦が歓迎される環境は、若い職人にとって大きな励みです。
さらに、将来独立を目指す人には現実的なサポートも用意されています。仕入れ先や機材の紹介、物件探しの相談まで、森本シェフが自ら動いて後押し。独立した先輩たちと合同でバーベキューなどのイベントを行う機会もあり、現役スタッフが直接アドバイスを受けたり、つながりを築いたりすることができます。
ここで得られるのは単なる技術ではなく、「挑戦する姿勢」と「次のステップにつながるネットワーク」。アルカションで働く時間は、自分の未来を切り拓くための確かな糧になるはずです。
