真珠の海に抱かれた迎賓館
「伊勢志摩リゾートマネジメント株式会社」(三重県)
伊勢志摩リゾートマネジメント株式会社は、鳥羽国際ホテル、潮路亭、NEMU RESORT、NEMU GOLF CLUBの4つの施設を運営する会社です。2017年に一つの会社として統合されましたが、もともとは別の会社として、それぞれの歩みを重ねてきました。現在は異なる文化や強みを掛け合わせることによって、働く人にとっても、お客さまにとっても魅力ある会社づくりを進めています。
◎国内外の賓客を迎えてきた、伊勢志摩を代表するリゾート施設
1964年に開業した鳥羽国際ホテルは、伊勢志摩の迎賓館として、日本の皇族をはじめ国内外の賓客を迎えてきた歴史を持ちます。2016年に伊勢志摩サミットが開催された際には、多くのVIPや著名人をお迎えし、地域を代表するホテルとしてその役割の一翼を担ってきました。
一方、1967年に開業したNEMU RESORT(旧・合歓の郷)は、伊勢志摩国立公園の豊かな自然の中に広がる滞在型リゾートとして発展してきました。広大な敷地の中にホテルやゴルフ場を備え、自然体験やリゾート滞在を楽しめる施設として、多くの人に親しまれてきた歴史があります。
◎特別な一皿を生み出してきた料理の歴史
鳥羽国際ホテルは創業時から、料理についても高い評価をいただいてきました。過去の記録にも、料理を称賛する記載やコメントが多く残っており、料理はホテルの大きな価値の一つだったことがうかがえます。開業間もない頃には、特別なご要望に応えてキジ料理をお出しした記録も残っています。ほかのホテルでは対応が難しく、当時その一皿を完成させることができたのは鳥羽国際ホテルのみだったようです。
現代では、2025年に「潮路亭」の料理長・岡本和輝が「三重の名工」に選ばれました。これは彼が積み重ねてきた技術と研さんが評価されたものですが、当社が大切にしてきた料理の歴史が今も受け継がれていることを感じ、私自身もとても嬉しく思っています。
◎半世紀以上愛され続ける「チーズケーキ」
また、鳥羽国際ホテルの代名詞と言われる「チーズケーキ」も、私たちの料理の歴史を語るうえで欠かせない一品です。1964年から半世紀以上、職人が変わらぬ製法でつくり続けてきたこの名品は、著名な女性アーティストがラジオで紹介してくださったことを機に広く知られるようになりました。2025年には「ジャパン・フード・セレクション」で、初エントリーながら最高位であるグランプリを受賞。長く愛されてきた味わいが、今の時代にも確かに支持されていることを実感しています。
私たちの仕事は、単に宿泊や食事を提供することだけではありません。伊勢志摩という地域が持つ自然や文化、そしてこの場所で育まれてきた歴史を、お客さまに体験としてお届けすることが、我々の役目だと思っています。ホテル、レストラン、ゴルフ場といった異なる施設を運営しているからこそ、さまざまな角度からこの土地の魅力を伝えることができるのは当社の強み。そして、そうした環境の中で働くことは、自分自身の視野を広げることにもつながると思います。
これからも、この土地ならではの価値を最大化しながら、働く一人ひとりにとって誇りを持てる会社であり続けたいと思っています。
