
浪速割烹 㐂川
ナニワカッポウ キガワ

「浪速割烹㐂川」は創業60周年、私が二代目を継承して30周年の節目を迎えました。 「浪速(大阪)料理」を語る上で欠かせない要素が「始末の心」です。始末とは「始まりから終わりまで」を意味します。食材に感謝し、無駄を出さず使い切ることが大阪のもったいない精神につながるのです。これはケチとは違い、合理的に無駄なく美味しく仕上げることが、結果的にその食材の部位に合う調理法を考慮しつつ使い切ることにつながるのです。今でいうサスティナブルに近いものであり、浪速料理の神髄です。 浪速料理のもう一つの特徴は「喰い味」。真昆布でとった出汁は深みがあり、調味料に頼りすぎることなく素材の味を際立たせます。大阪は全国から商人が集まる街。どの地方の方が召し上がっても「うまい」と唸る、グローバルな味が「喰い味」です。私どもは古きよき浪速の喰い味を後世へ伝えようと努めています。 もちろん時代と共に変化もあります。私が学んだフランス料理の技法を採り入れ、魚の骨や乾燥野菜などからうま味を抽出したコンソメ風味の椀物など、新しい料理にも日々挑戦しています。 料理の基礎と応用を学べる㐂川で我々と共に腕を磨いてみませんか。
代表取締役社長
上野 修
江戸時代に天下の台所と呼ばれた大阪は、海の恵み、山の幸、新鮮な地元食材を授かれる場所です。㐂川では、多類の魚介類や肉類だけでなく、大阪に古くからある「天王寺蕪(てんのうじかぶら)」や「難波葱(なんばねぎ)」など貴重な『なにわの伝統野菜』を使いお客様にお楽しみいただいています。1階には厨房すべてが見渡せるカウンター席をご用意しております。料理人の手仕事、食材の数々、すべて鑑賞できる。これは私どもの「隠すものはない」という気持ちの表れです。
割烹とは『割(さ)く・烹(に)る』という意味。私どもがつくった出来立ての料理をお客様に提供する形式のお店を指します。この割烹というスタイルは実は大阪が発祥です。大正時代、江戸で生まれた料亭をもっとお客様に親しんでもらえるようにとカウンターやテーブル席にしたのが割烹の始まり。私どもは「浪速割烹」の名を掲げ、大阪で生まれた割烹を今に受け継いでいこうと考えています。 現在はコース料理が主ですが、若い力も加えて、割烹の原点である「浪速の逸品」にさらに力を入れていきたいと思っています。

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