リッチフィールドは、食感を最高の状態にすることを徹底し、「食感・味・薫り」にこだわったお菓子づくりで神戸に3店舗を展開しています。1964年創業の洋菓子店「ボックサン」を立ち上げた父親の背中を見て育ち、家業を手伝ったのちに2000年に独立しました。
昔は何故、父親がそんなに厳しいのかがわかりませんでした。でも、この歳になって、そのスタッフが次の店や独立した時に確実に評価されるように、それぞれのことを考えてくれていたんだと気づきました。
今、大切にしていることは、適正な労働時間を維持しながらの技術者育成です。
技術力向上のための制度
当社で働くのであれば、次の店や独立した時にも確実に評価される技術力をつけてもらいたいと、スタッフの技術習得向上のための環境作りを10年前から実施しています。
例えば、終礼が終わってから「自主勉強のために厨房を開放」し材料も支給しています。そこで、お菓子の試作、アメ細工・マジパン細工などのコンテスト練習、技能検定練習などを行い、先輩のアドバイスももらいながら技術を磨いています。
それ以外にも、「著名シェフ・材料メーカーシェフを迎え、定期的に勉強会」を開催しています。そこでは、当社で学ぶ製菓技術・理論以外を経験することができ、お菓子の知識や可能性を高めることができます。
また、個人の勉強時間であることを了解してもらった上で、任意参加可能な、「終礼後のリーダーたちによる勉強会」を定期開催したり、「技術講習会参加の支援」(洋菓子技術講習会の講習費負担 ※報告レポート義務あり)もしています。
さらに、コロナ禍以前は「ヨーロッパ研修」も行っており、今まで先人8名がヨーロッパへ本場の技術を学びに行ってきました。コロナがやっと落ち着いてきたので、今後再開の予定です。
このようにスタッフがより技術習得に時間を費やせるように、厨房清掃や配送業務を外部に委託したり、積極的に機械を導入して業務効率化を図っています。
こういった取り組みは、製造に関わるパティシエだけでなく、販売スタッフへも提供しており、「ラッピング2級検定」「ヴァンドゥーズ洋菓子販売資格の指導・支援」などの資格取得支援も行っています。
コンテストへの参加は全面支援
洋菓子コンテストはパティシエの技術力を高め、試せる機会です。参加するとなれば、勤務時間以外を使って作品づくりを進めることになります。「自己研鑽のあまり、作業が夜遅くになってしまうことがある。社員が安心して技術を磨けるように」と、練習のために泊まり込むスタッフのために、更衣室の一角にベッドを用意。ゆったり浸かれるお風呂やドレッサーも完備しています。
こういった恵まれた環境からスタッフのコンテスト受賞歴は80件余りにおよびます。「パティシエとしての確かな自信を得るきっかけや、受賞までの道のりを支えてくれた会社には感謝しかない」などの受賞者からの声も寄せられています。
